見出し画像

ローマはまさに、ロマンの塊。

そもそも「ロマン」という言葉が
「ロマンス語」から来ており
ロマンス語とはラテン語の
俗語を指すので
いにしえの「ローマ帝国」などに
ルーツがあるわけです。

日本でローマと言えば
『ローマの休日』が有名ですね!
女優オードリー・ヘップバーンの
代表作、まさに「ロマンス」

ちなみにお笑いコンビの
「オードリー」の芸名は、この
女優名から取られたとのこと。
「うにいくら」という芸名と
どちらを取るかと迫られ、
女性支持を得るべく
オードリーを選択したそうです。
これまた「ロマンティック」ですね。

…それはともかく、
ローマは実は現代の日本社会にも
かなり影響があります。

「…? いや、別にローマなんて
関係ありませんけれども」

と思いながらあなたは
「ローマ字」
PC入力してないですか?
「Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ…」など
「ローマ数字」を使ってないですか?

ドラクエ「Ⅲ」や
ファイナルファンタジー「Ⅳ」などを
プレイしていなくても、
意外とローマ由来のものを
使うことはあります。

作家の塩野七生さんの
『ローマ人の物語』
漫画家のヤマザキマリさんの
『テルマエ・ロマエ』など、
ローマに関わる
作品を目にすることも多いです。

テルマエ・ロマエと言えば
阿部寛さん主演で映画化されましたが、
主人公は「風呂技士」です。
日本人の風呂好きは有名ですが、
ローマ人の風呂好きもまた
有名になったところです。

「すべての道はローマに通ず」
「ローマは一日して成らず」

などのことわざもあります。
欧米の文化はローマを下敷きにした
ところが多いので、
その文化を明治以降積極的に
取り入れた日本にも、実は
面々とつながっているのです。

さて、ローマのあれこれを触れた上で、
読者の皆様に聞いてみます。

『なぜローマは拡大し、
なぜローマは滅亡したのか?』

…ええと、そう言われましても、と
思われるかもしれません。
この大きな問題については
歴史家のみならずたくさんの人が
それぞれ考え、言葉にしています。

字数制限もあるので、
すごく大雑把に、参考までに
一つの解釈を書きます。

ローマは一つの街から始まり
やがて地中海を制覇し
ユーラシア大陸の西の端で栄え
じきに分裂、滅亡します。

拡大とは仲間が増えること。
仲間を増やすには、相手を認め
自分たちと共に活躍してもらうこと、
この精神が必要ですよね。

現に「ローマ法」などの法律や
建築技法も、他の民族の
文化を活用して作られました。
ローマは相手の「いいところ」を
取り込んでいくのが上手だったのです。

しかしその精神は
だんだん偏狭になります。
それゆえに仲間を失い、
小さくなり、やがて滅亡します。

…歴史を過去の遺物として
コレクションするだけでなく
ビジネスや組織運営に「援用」する。

その題材としてローマは
かなり使えます。
ロマンティックな気分にも浸れます。

皆さんもぜひ休日などに
ローマに思いを馳せてみては
いかがでしょうか?

よろしければサポートいただけますと、とても嬉しいです。クリエイター活動のために使わせていただきます!