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鍼灸的 陣痛&出産時のアプローチ

この記事では陣痛か出産(分娩)、産直後までのアプローチのお話をします。
出産の前後に使用すると良い経穴やその効果、
実際に私が試したもの、試した結果どうだったかも交えてお話していきます。
鍼灸師だけでなく、助産師さん、医者、これから出産を控えている方とそのご家族など皆さんに知識が渡れば嬉しいです。
鍼灸師向けに書いていますので専門用語や経穴の取穴など省いています。
(ツボの名前は検索すると場所などすぐ出ます)
ご質問はお気軽にどうぞ。

※注意事項(条件)としてこの記事では、既往歴・疾患等がなく生産期内の特に自然分娩を行う方をベースとして解説していきます。
状態の急変や緊急を含む帝王切開などは過程や処置が異なるため以下の限りではありませんので予めご容赦ください。


1.経穴の効果一覧と生産期における出産に向けての配穴


生産期とは37週0日から41週6日までの期間を指します。
いつ生まれてもおかしくない時期ですので常に準備しておくに越したことはありません。
鍼灸師的な準備で言うと、個人的には置き鍼の設置は念入りに行いました。
自分でできるんだから当日鍼したらいいじゃんとお思いかと存じますが、
まあ正直分娩中に長鍼を自分に行うのはあまりにも現実的でなかったのと
最低限の置き鍼だけで果たしてどこまで持っていけるかの実験、と言うのも理由にありました。
置き鍼だけである程度の効果が見込めたら一般の人が自らのセルフケアで効果を出すことができる、と ある種の理想的な世界(常識)になれるのでは……?

フ!

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それではまずはじめに
産前産中に良い経穴とその効果まとめから見ていきましょう。


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