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ブライダル歴40年 婚礼文化研究家

私はブライダルの仕事に約40年携わっています。
勿論プランナーという仕事はない時代なので、ホテルのサービス・司会・フラワー・プランナー・アテンダー・ウエディングデザイナーなどの仕事をしてきました。

ブライダルの仕事は、今のほうが誰もができる仕事になりましたが
以前はもっとプロ集団でした。
プランナーがいない時代はどうしていたか?と思うでしょ?
既婚の方、自分の子供たちの結婚式も行った経験豊富な方たちが予約係になっていてアドバイスをしてくれました。
無理やり予約に持ち込まれたとか
見積額が凄く増えて後からクレームになるとか
聞いたことがなかったです。

次にパーソナルカラー診断が出てきて
一般の方より新郎新婦に取り入れることも多くなりました。
色をベースに会場もコーディネートし
衣装
メイク
歩き方
食事や乾杯の仕方
トータルでデザインをして
当日はアテンドしたり、司会をしたり、プランナーだったり
一人何役もこなしながら働きました。

その後プランナーが出てきて
正直、以前ほど知識がなくても営業力があり、若いことが優先されてきて
結婚式の変化がみられてきたとき
自分のスキルを磨きたいと神道から結婚式を学び始めたのです
そして専門学校や大学の講師も始めました。

50代を過ぎ、介護も数名終わり
こうした経験、自分の人生経験が本当にこの仕事に役立つことを身にしみ
また以前はプロが担当していて安心だった仕事が
そうではなくなり、どんどんキツイからとブライダル業に就いても辞めていくのを見てとても残念です。
本来はプライベートな経験が生かせる仕事なのにな


自分はプロでありたいから、
仕事の経験
自分の経験
そして知識を身につけるべく
京都芸術大学で伝統文化と婚礼を比較し
國學院大學大学院で民俗学修士をとりました。
今は国立総合研究大学院大学 先端学術院で歴史民俗学から婚礼文化を研究しています

テレビ番組の監修やクイズの答え、解説、全国の結婚式を収集し紹介したりしています。
ブライダルの世界と婚礼文化
結婚式の過去・現在・未来をプロに聞いてみたい
そんなときは是非 頼ってほしいな

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