入院について


私は20歳の時に急性肝炎で1ヶ月入院したことがあり、それ以来2回目の入院(2回の出産は除く)で初めての手術でした。感染対策のため、手術の立ち合いも面会も不可。子供たちは学校があったので、最初の2日間の夜のみ義母にお願いしました。そして週末を利用して、子供たちだけで新幹線に乗車、高松から来る夫と姫路で待ち合わせし、3人は関西旅行。入院中は面会もできない、暫く旅行も行けなかったし、来年以降は部活でゴールデンウィークもないだろうから行ってきたらと送り出した寛大な私。(ちょっと羨ましかったけど)

病室


手術前日から5泊6日の入院生活。個室を希望していましたが、あいにく空いておらず、2人部屋となりました。私のベッドは窓側でなく、廊下側。部屋のドアは開けっぱなしで、ナースステーションとエレベーターの近くだったので、一日中バタバタと人が行き来しており、カーテン閉め切って落ち着かない部屋でした。看護師さんに怒られてる患者さん、パートの人に注意しているベテラン看護師さん、唸る患者さん、全部丸聞こえ。せめて窓側が良かったなあ。同室の方は沖縄ご出身の恐らく70歳代の女性。母に年齢が近いこともあり、何となく母と過ごしている気にもなりました。ただ人見知りとおっしゃっていた割には、話し始めると長くて、、色んな話をしてくれたのですが、時々話が噛み合わないこともありました。。2人部屋だと会話せざるを得ないので、大部屋でも良かったかもと思った次第です。(2人部屋は有料だしね)

過ごし方

まだコロナが5類感染症に移行する前でしたので、売店に行くことも許されず、ただ同じフロアーでしか移動は出来ませんでした。と言っても、行くのはお手洗いとデイルームというフリースペースのみ。部屋で煮詰まると、このデイルームに行って、外の景色を眺めていました。高層ビルや遠くには東京タワーも見えて、夕暮れ時が一番好きだったな。
タブレット持参してAmazonプライムで映画観たり、Tverでドラマ観たりして過ごしました。本も持参しようと思ったのですが、読みたい本もちょうどなくて。
コーヒーや紅茶も持参しましたが、部屋にポットもなく、看護師さんに言えばお湯がもらえると聞いたものの、看護師さん常に忙しそうで結局はお願いせず、自販機で買った飲み物で過ごしていました。退院して真っ先にタリーズでコーヒー買ったなあ。

病院食


病院食はもちろん美味しいとは言えませんでしたが、何せ食べることくらいしか楽しみがなかったので、毎回完食。大して動いてないので体重増加が気になりましたが、白米は普段よりも口にしました。入院中栄養バランスがとられた食事に十分な睡眠、ノーメイクと健康的な生活のおかげで、肌艶が良く、退院して久しぶりに会った夫からは、肌が綺麗になったねえと言われほど。じっとしていられない性分の私は、家にいてもなんだかんだと動いてしまうので、こんなに何もせずに過ごす時間は本当に久しぶりでした。今となっては尊い時間。

リハビリ

手術翌日は祝日の土曜日、本来の土曜日はリハビリをやるそうですが、祝日のためお休み、翌々日も日曜日のためお休み、結局リハビリできたのは術後3日後の月曜日でした。それまで、膝が固まらないようにマッサージや足首を動かしたり、なるべく車椅子や歩行器で移動するよう心がけました。月曜日初めてのリハビリ、歩行器と松葉杖使って歩く練習をして、退院の許可も降りてひと安心。退院日は本来であればリハビリしないそうですが、私が不安だったのでお願いして見てもらい、松葉杖要らないかもと言われましたが、自宅周りに坂が多いので念の為レンタルすることに。結局退院後は自宅近くのリハビリの通院時に2回ほど使ったのみで、ほとんど松葉杖使いませんでした。

便利だったもの

事前に経験者の方のブログをリサーチしていて、あれこれ持参。寝たきりで腰が痛くなった時のために、クッション。私は腰が痛くならなかったので、そこまで必要ではなかったです。手に届くところに必要なものがあると便利なので、小さなバッグをかけられるS字フック。私の場合、術後からすぐに動いて良かったため、こちらもそこまで必要性は感じられず。あとはフェイスパック。これはリラックス効果もあったし、時間も持て余していたのであって良かったです。コンセントが高いところにあったので、スマホの充電コードは長いものを持参して正解でした。入院着やタオル等は病院でレンタルしました。

もう1ヶ月前のことでうる覚えもありますが、とにかく患者さんは高齢者が多く、私は術後の痛みもほとんど感じず動けたので、あまりお手を煩わさないようにと自分で出来ることは自分でしようと努めた入院生活でした。そして、将来病院にお世話にならないよう、これからは体のケアを念入りにしなくてはと思ったのでした。健康を保つって本当に大事。

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