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北アルプスの魅力。まとめ記事

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登山好きにはたまらない北アルプス。皆がなぜこの山域に魅力を感じるのか。改めて考えます。コメント等、自由にどうぞ。随時更新。
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記事一覧

行ってみたいテント場【西岳ヒュッテ】

写真は表銀座縦走のとき、 立ち寄った大天井岳からの眺め。 槍ヶ岳の縦走路として、 東鎌から歩いたことがない。 大天井から東に進み、 槍の東鎌を歩き通したい。 そのルート上に【西岳ヒュッテ】のテント場がある。 なんでもここは、 槍ヶ岳の眺めが良いとのこと。 西岳の頂上の展望も素晴らしく ぜひ一度訪れたい。 雑誌で紹介されていた記事が アタマから離れないでいる。 槍ヶ岳は私にとって特別な山。 そんな山を眺められる場所は ある意味、槍の頂上より誇らしい。 好きな山が美しく見え

空のヒーロー【ヘリコプター】

物資の運搬、人の輸送に大活躍。 もはやスーパーマンではないだろうか。 時折、着陸や離陸に立ち会えると嬉しくなる。 山小屋での飲食物は街に比べて高価だが、 ヘリでの輸送費を考慮すると納得がいく。 山中にいながら快適に過ごせる背景には、 ヘリが大きな要素を占める。 山岳救助の役割からも、 登山者にとって頭の上がらない存在だ。 山小屋のサービスのほとんどは、 ヘリなしでは難しいはず。 現在、私たちがアルプスの山奥に踏み込んで行く上で、 道が整備され、安心して

山小屋の誘惑【売店編】

売店には飲食物以外にも魅力がある。 ①小屋のピンバッジ たくさんあるグッズの中でも山小屋のピンバッジは人気だ。 だいたい500円ぐらい。 人気のある山小屋では、一つの小屋に2種類以上あるケースも。 デザインが選べる上に、収集する楽しみもあるので集めている人は多い。 私の場合、キリがないと思い、買わないことにしている。 時折、土産として購入する。 ②小屋の手ぬぐい 私の大好きな手ぬぐい。 300円から1000円ぐらい。 デザインが豊富で同じものが一つとして

【涸沢】で戸惑った2つのこと

雪景色の涸沢は美しい。 憧れを叶えるため、私は10本爪アイゼンを購入した。 夏山と違う足取りに苦労したものの無事到着。 初の残雪期の涸沢。 いざ涸沢に到着すると、想定していなかった状況に陥ります。 ①テントの設置場所 テント場には上のような囲いが作ってある。 厳密には登山者が作ったモノ。 登山用のスコップを買い渋った私は、 誰かの後釜を狙っていた。 しかし、この時期はGW。 後を狙いようにも、空く気配はなかった。 圧雪された雪は硬く、手では掘れない。

通過するだけのテント場【徳沢園】

上高地から涸沢や槍ヶ岳に行く場合、 基本的に徳沢園は食事のみ。泊まることはない。 よく食べるメニューは決まっている。 ■ カレーうどん ■ カレーそば これらを朝食として食べることが多い。 見ての通り、野菜大きめで食べ応えアリ。 上高地から2時間ほどなので、朝から行動する私には 少々近すぎる。 せめて横尾で泊まり、翌日の行動時間を減らしたい。 そんな思いから、徳沢園で寝泊りしたことが 今まで一度もなかった。 将来的に【蝶ヶ岳】の登山口として利用する可能

【朝日と夕陽】至福の時間

モルゲンロート。 アーベントロート。 山では太陽が想像を絶する美しさを生む。 山肌を照らす光りは赤く映り、山を真っ赤に 染め上げる。 燕山荘テント場からの朝日 自然の偉大さを見せつけられているようだ。 日常では、太陽も見ることなく せせこましく生きている。 山に来ると、見るもの全てが違った一面を魅せる。その中でも、朝日と夕陽は特別だ。 そして森林限界を超えた山域は雲海も加わる。 雲も山も赤く染める光景は、 運がよくないと見られない。 願っても叶えられるものではな

山小屋の誘惑【癒し編】

夏山は暑い。 山小屋につくと、 飲みものに目がいく。 大抵の小屋はビールや炭酸飲料がおいてある。 面白いのは小屋ごとに置いてあるメーカーが 違うとこと。興味が湧いて必ずチェックしてしまう。 山小屋のメニューもさまざま。 夏の暑さを緩和する癒しのメニューを紹介します。 ①わさび平小屋 ②合戦小屋 ③燕山荘 ④常念小屋 まとめ暑い夏も、山小屋でこんなメニューがあると がんばれますね。ほかにオススメメニューが あれば教えてください。

【槍ヶ岳を眺める】縦走コース2選

ピラミダルな山容で人気の槍ヶ岳。 多くの方が1泊2日で、 上高地→槍ヶ岳→上高地の ピストンで登頂します。 しかし、この槍ヶ岳初級者コースは 道中なかなか目当ての槍ヶ岳を 眺めることができません。 槍ヶ岳をさらに楽しむ方法として、 縦走があります。 今回は小屋泊・テント泊問わず オススメできる2つの縦走コースを紹介します。 ■ 西鎌一筆書き2泊3日 【樅沢岳からの眺め】 1日目:新穂高→双六小屋 2日目:双六小屋→槍ヶ岳山荘 3日目:槍ヶ岳山荘→

逃げない雷鳥たち

氷河期からいる雷鳥。 温暖化の影響等で、 現在は北アルプスと乗鞍、 南アルプスの一部にだけ およそ2000羽。 数が減った理由の一つに 捕食者が増えたことも挙げられている。 キツネ、猿、テンなどがヒナを 捕食するのだとか。 絶滅危惧種の雷鳥を守る動きは 新聞、雑誌等で目にしてきた。 その中で、海外の専門家が 日本の雷鳥は人から逃げないと 驚いたそうだ。 日本人にとって山が山岳信仰の対象で 長い間、手付かずだったことが理由だという。 逃げない雷鳥

テント泊縦走の【メリット】

北アルプスでは基本的にテント泊だ。 小屋泊での苦い思い出から、 快適(私にとって)に過ごすため 私はテント泊を選んでいる。 テント泊の楽しみは、 一体どこにあるのか。 まとめてみる。 ①自由朝、何時に起きても良い。 食事の内容も時間も好きにできる。 小屋では制限されることも テント泊は自由にできる。 テント泊をしていて一番のメリットは 朝日をじっくり見られること。 小屋だと朝食の時間と重なることが多く 日の出を存分に楽しめない。 山では美しい景色

山小屋の誘惑【胃袋編】

北アルプスは、 とても山小屋が充実している。 登山者は体を休めることができ、 英気を養うパワースポットになっている。 魅力の一つに食事がある。 この小屋はコレ!といった名物グルメまで 展開されているので、 山行の際は必ずチェックしておくことを オススメします。 今回は、個人的な感動を ランキング形式にしました。 3位 槍ヶ岳山荘 キッチン槍の焼き立てパン 左から、 バターギッフェリ。 ミニチョコクロワッサン。 朝、焼き立てのパンが食べられる。

【燕岳】100名山でない理由

北アルプスでも とりわけ人気の高い燕岳。 花崗岩が白く美しい様子は 女王のような気高さです。 100名山を決めた【深田久弥】さんも 実際に登った山です。 ではなぜ、このような山を 100名山にしなかったのでしょうか。 ①人気があり過ぎる燕岳の人気はものすごい。 関東方面からアクセスしやすく、 登山口からすぐ頂上に着く 3000m峰。 登山道が整備され、 小屋も利便性がよかったはず。 まさに、北アルプスデビューに うってつけ。 人気No.1の山な

北アルプス行った回数

北アルプスは魅力あふれるエリアだ。 そのため、行く回数も増える。 社会人になってからだが、 毎年のように繰り出してきた。 目的地、あるいは 通過点になる場所には 何かがあるはず。 今回は、写真の記録をもとに、 行った回数と記憶を振り返る。 3位 【三俣蓮華岳】ここは2回立ち寄った。 2回とも縦走の通過点だった。 一つは槍ヶ岳への縦走。 もう一つは立山からの縦走。 このことから分かるように、 三俣蓮華岳は北アルプスの中継地点。 南北に広がる山をつな