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自己肯定感の正体

このnoteは、忙しいワーキングマザーが、どうすれば楽しく・有意義な家族との時間を確保できるかを試行錯誤している様子を記したものです。

子育ては「叱るより褒める」「できないことにフォーカスするのではなく、得意なことをもっと伸ばす」なんて良く聞くワード。自分なりに実践しているつもりだったのですが、新3年生になった長女がちょくちょく「どうせ私●●だし」というネガティブ発言をするのでとっても気になっています。
「娘には自己肯定感が低い子になってほしくない」
知識や情報ばかりが先に入ってくるからでしょうか。脅迫観念にも似た感情が私にはあります。

娘が洋裁をがんばっていた時、布地の切ってはいけない部分を間違えて切ってしまったことがありました。私は思わず「もー何やってるの。せっかくここまでは上手くできていたのに。」と言ってしまいました。
初めて自分で作るスカート。上手に完成させて喜びを味わってほしかったからこそ思わず出てしまった言葉でしたが、「あ、きっとこういう何気ない発言が彼女の自己肯定感を下げてしまってるんだろうな」と思いました。

何でついネガティブ発言をしてしまうんだろう・・・?

それは、きっと私自身の自己肯定感に問題があるからではないか、と思い至り、コーチングを受けてみることにしました。

まず、「自己肯定感」=「自分を肯定できる気持ち」というぐらいで漠然ととらえていましたが、6つの要素に分解できるそうです。

  1. 自尊感情…自分には価値があると思える感覚

  2. 自己受容感…(良いところも悪いところも)ありのままの自分を認める感覚

  3. 自己効力感…自分にはできると思える感覚

  4. 自己信頼感…自分を信じられる感覚

  5. 自己決定感…自分で決定できるという感覚

  6. 自己有用感…自分は何かの役に立っているという感覚

私の場合、3~6はあまり問題がないのですが、特に「2.自己受容感」が苦手だということに気付きました。
何が苦手かと言うと、「できない自分」に向き合うこと。「良い子の呪縛」に囚われているということに気付きました。
「田舎から出て東京の大学に進学、大手企業に正社員として就職し、30歳前に夫と結婚。二人の娘を出産し、今でも家庭と仕事を両立」と、ここまで画に描いたような良い子ルートを歩んできました。
我慢して良い子を演じてたつもりはなかったのですが、「挫折」と呼ばれる経験が少なく、「できない自分」「失敗する自分」に直面するのが苦手なんだなということに改めて気づきました。

私には4歳離れた弟がいて、彼が産まれてからずっと「母は弟の方がかわいいんだ」と思っていました。そんなことはないと言ってくれるし、十分すぎる愛情をもらって育ったことも理解はしているのですが、きっと「いい子でいれば母はこっちを見てくれる」という思いがあったし、実は大人になった今もまだその思いは解消されていんだと思います。そして、今まさに長女は、全く同じ思いと戦っているんだろうな、と気づきました。
「褒めて育てるのはいいことだ」と思って褒めていたことが、「”いい子だったら褒められる”から常にいい子でいなければ」という呪縛に彼女を追い込んでいました。

だからといってどうすればいいか、解が見つかっている訳ではないのですが、「いい子だから褒める」のではなく、娘の存在自体を承認していけるように、まずは自分のダメなところや失敗に向き合えるようになりたいと思います。

みなさま、今日も素敵な一日を!

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