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散文


0605

旅行終わり。
重たいスーツケースと体を引きずって帰路に着く。めんどくさくならないうちに、持ち物を全部取りだしてあるべき場所にしまったり、洗濯かごにまとめたり。こういうことは、体が動くうちに済ませてしまうのだ。

それからひとりでベッドに寝っ転がって、自分の部屋の天井を見上げる。帰ってきたんだなあという安心感。疲労感と睡魔。この3日間が本当に夢のようで、思い出がふわふわと曖昧に揺れている。

楽しかったあとの寂しさは少し苦手だ。
でもそれも、日常を過ごしていくうちに少しずつ薄れていくのを知っているから。きっと大丈夫。目の前のことをひとつずつこなしてくこと。
まるでリハビリのようだなあと思いながら、疲れに歯向かわずに眠るとします。

おやすみなさい。

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