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恋は盲目?関係が拗れていく思考癖

こんにちわ

メンタルコーチ&カウンセラーの成澤です

緊急事態宣言が解除され、外を出歩く人が増えましたね!

外で太陽を浴び、空気を吸うことはとても気持ちが良いと思いました

そしてこの約2ヶ月間、人々の生活に対する意識や価値観が変化を個人的には感じました

また、環境が変わることのストレスを感じられることが多かったように見られます

不安を感じやすかったり、いつもより人に当たりが強かったり、少しの不満があると誰かと愚痴を言ったり、気分の浮き沈みがあったり

環境の変化に対応できないと、周りの影響によって自分のメンタルが振り回されやすくなります

環境の変化に対応していくには、自分の状態に気づくことが大事です

マインドフルネスでは、いつでも自分の状態にアクセスし安定させることができ、しかも、どの場所でもできる手軽なスキルになります

脳の回路の仕組みを知り、マインドフルネスになるのはいかがですか?

一緒に、今感じていることをキャッチし、荒波がこない細波程度の、平穏なメンタルにしていきましょう!

そして今日は、恋は盲目と言われているように、盲目になって恋愛関係を拗らせる思考のクセについてお話ししたいと思います

自分で状況を都合よく考える思考

1つの例を話しましょう

女性Aさんは、今付き合って3ヶ月の彼氏がいる
付き合って1ヶ月間ほどは、彼がよく家まで迎えに来てくれて、連絡もマメにとっていた。
しかし、3ヶ月目くらいになると、彼と連絡があまり取れなくなった。
デートの予定も立てようとしても、既読スルーなので全く立てられない。
「最近連絡が取れなくなった気がする、大丈夫?」と、彼にLINEをしたところ、
「今、忙しいから」
と彼から返信が来た。
「そうなんだ、あまり無理しないでね!」とLINEをしたが、そこから特に連絡が来なかった。
Aさんは、ちょっと不安になってきた。
1ヶ月前の連絡がマメだった時の彼と、今の彼は、まるで違う人みたい。
でも、すぐにAさんは「今彼は忙しいんだから、しょうがない!」と、彼に対しての想いを前向きに捉えた

このお話の中で、Aさんの中で起きていることは?

最後の約4行の間ですが、今の関係に不安を感じているけれど、彼が忙しいのもあって、自分の考え方を前向きに捉えました。

最近の彼の対応に不安を感じていたはずが、その不安を掻き消すかのように自分の感じたことを“都合よく考えて“います

この“都合の良い考え方“が、恋愛に置いて拗らせやすくなります

盲目になる理由とそのダメージ


なぜこの様に都合よく考えてしまうのでしょうか?

皆さんも考えて、なんとなくわかると思いますが、

それは、自分の思いを率直に受け止めることが辛くなるからです


(明らかに最初の時と違って、態度が冷たい。忙しいと言っても連絡はできるだろうし、マメに連絡くれた時と全く違う。今後うまくいくかな…)

このように、今起きている現実をありありと感じると、うまくいっていないとい思っている自分に気づき、自分にとっては辛い状況になります

それよりも

「彼は今忙しんだから、しょうがない!」

と考えると、心のダメージはだいぶ軽減されますよね


この様に考えたくなるくらい、Aさんにとっては自分が感じ取ったことは不安になってしまうことなんです

この考え方は、結構癖になっていて、嫌なことがあると都合よく考えてしまいます

この考え方は、“合理化“というものです。

人が切迫した状態の時に自分が傷つくのを防ぐために行う、心の防衛と言われています

(自身の中にある矛盾を、正当化するほどの新たな認知をする「認知的不協和」とも、近い意味合いを持ちます)

合理化は、やりすぎると自分がダメージを受けることがあります

合理化をしすぎると、現実を否定したり、自分の今感じていることが分からなくなることがあります


都合良い思考はやりすぎず、自分に素直になる


このあとAさんは、どの様に彼と付き合っていくのか?

忙しい彼から連絡が来なくても、自分からは「お仕事がんばってね!」などマメに連絡したり、今の彼にできることを一生懸命考えて行動するかもしれません

心のどこかではこの先の恋愛に対しての不安や、相手となかなかうまく交流できない寂しさをどこかで抱えているかもしれません

この状況がいい方に進まない限り、Aさんはとても心が疲れてしまいそうですよね

そして、この行動によって自分の感じる不安が取れるかどうかはわかりません

それは、彼がなぜ態度が冷たくなってしまったのか、その事実をまだ知らないからです

お互いがうまくいっていないと思いながら合理化してよい方向へ頑張って進めた結果、長期的に付き合っていても結局事実が曖昧なことが多く、関係を深めることができずに、別れてしまうというケースがあります

もし、相手とより良い関係性を築くのであれば、自分の感じたことは素直に感じると、解決策がもっと見えていきます

合理化に気づいたら、一旦それをやめて、自分の本来感じていることは何かを探っていきましょう

自分の感じたことを、そのまま感じとって大丈夫です

そして、それを相手に伝えることも問題ないです

お互いが率直な意見を受け入れることが、仲を深めていく鍵になります

“うまくいっていない状況を、どうすればいいのか人に相談をしてみる“

“相手に率直に自分の感じたこと伝えて、今後の二人の関係性について話す“

など、次への道が開かれるようになります


対策:自分の合理化に気づく習慣を


都合よく物事を捉えることは、ポジティブでよい側面もあります

自分の感じていることを抑えすぎて、都合良く考えすぎてしまうことが、逆に自分の気持ちを窮屈にさせてしまうことがあります

相手のためにやってきたことが、現実ではうまくつながらないのは、本当に辛いですよね

窮屈な気持ちと長く付き合わずにより気持ちを楽にするには、この“合理化“を早めに気づくと、後々スッキリします

「自分の思いはごまかさずに、率直に感じた方が腑に落ちてスッキリする」

と言った感じでしょうか

自分の本当に感じていること、目の前で起きている事実を確認し、自分にとって

それが、現実をよりよい方へ向けていく一歩になると思います

以上、「今日は恋は盲目?関係を拗らせるある思考のクセ」について書いてみました

この記事によって皆さんの心の負担が、少しでも減りますように✨

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