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読書感想文『図でわかる親と子のアドラー心理学』

こんにちは。羊です。

読書の時間もあまりとれずにいる今日この頃。
大学生の頃に先生がアカデミックな本を読みなさいと何度も言っていました。
大学で学び研究するためには、小説ではなく学術書や論文などを読みなさいと言うことだったのだと思いますが、当時はピンときていませんでした。それでも読める範囲でいろいろ読んでいた気もします。
大学へ行くと教科書がその先生の著書だったりするので、学生時代っていろいろと本が読める時期だったんだと今になって思います。
一気にまとめて読む時間が取れないので、隙間時間に読むとなると、サックっと読めるものや、やはり、知りたい情報を得るがために読んでいるという感じになってしまうと実感する今日この頃です。

前置きはそれくらいにして、実はこれまで発達障害ということを知るがためにそれ関連の本をよく読んでいました。一般の育児書的なものは立ち読み程度だったので、ちょっと子育て全般に関してすそ野を広げてみようと手に取ってみた本がこちらです。

アドラー心理学に基づく子育て。
図解でポイントを分かりやすくかかれているのでさくっと読めます。
この内容だけではおそらく
アドラー心理学の入門、いや、入り口にちょっと手をかけたぐらいの理解になるのでしょうが
子育ての基本が書かれていると思います。
「尊敬、信頼、共感、勇気」がキーワードです。

むやみやたらに怒らない、叱らない。
子供の育つ力を信じて見守る。

これは自分が目指したいところではあるのですが
なんとなく冷たい印象が…
このアドラー心理学、子育てに使うなら
社会性が身に付いた以後、
ある程度、しっかりと対話ができる年齢にならないと
なんとなく厳しいというか、
頑張りすぎてしまう子になってしまうような気がしてしまいました。

何がどうだというほどアドラー心理学についてわたしは詳しくはないので、読んで感じたものなので根拠はないですが

なんだろう、好ましくあることを求められているような感じがするのです。
親から見て育てやすいように子は育っていくものだと言うような、何か無言のプレッシャーがあるような気がするのです。

わたしの解釈が間違っているのかもしれません。

親が思うような子にしつけると言うようなことは書いていません。
むしろ子供をよく観察して、子供の立場になって考える、それを尊重しましょう的なことが書いているのですが
これはまだまだ勉強が必要なのかもしれません。

信頼や共感、尊敬があってはじめて自分でやってみるという勇気ができるということはよくわかるのですが
せめて6歳ぐらいまでは
佐々木正美先生がおっしゃっていたように子どもの望むことをしてあげるでいいようにも思います。

これまでは育てにくさに対してどうするかと言うような、方法論が書かれている本を読んできたせいか、
こんなに何もしなくていいの?なんていう驚きもありました。
素直に子供の中にある生きる力の素晴らしさをあらためて感じました。

結局、わたしがたどり着くところは

今を生きている目の前の子を見守り、信じる。

どんな方法であってもきっとそれが1番、大切なのかもしれません。

羊でした。



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