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「なぜ自分らしさを問い続けるオンライン上の居場所」を目的に起業したいのか

はじめに

長崎市スタートアップ支援事業「コッコデショ!2023」エントリー中の看護師ひよこです。子どもの頃の体験から世界を観ていたので、自分だけはずる賢く生きられていたし、「世渡り上手」だと思い込んでいたのですが・・・私の目の前に現れる現実は「平和で楽しくて穏やかで生きやすい社会」ではなくて、生きずらさを抱えている方ばかりのように感じていました。SDGsの17の項目が発表された時には、希望で胸がわくわくしたけれど、そのあとどうにも動いていないような状況を知ると、無力感でいっぱいになりました。私ひとりで、気持ちが上がったり下がったりしていてもどうしようもないことなのに。

議論から対話へのシフトへ

多くのオンラインコミュニティに参加したり、コンサルタントの資格を取ったり、イベントや読書会、講座、起業塾、大人のためのオルタナティブスクールなどこれまでいろんな学びの場に参加してきました。私のなかでしっくりきたのは、Zoomを使用したオンラインの学び合いの場で発生する自己探求の喜びでした。自分自身のなかに閉じ込めていた感情、埋もれていた願いに気づくたびにどんどん穏やかに世の中をみることができるようになっていきました。私の外側にあることに目を向けていると、他者への「こうあるべき」が発動するのでイライラが募るばかりなのですが、自分の内側に目を向けていると、勇気が湧いてくる感じがしています。今回はU理論の学びを振り返ってみたいと思います。

U理論ーC・オットー・シャーマー

無料のオンライン学習プログラム「u-lab」で
U理論を実践的に学ぶ

U理論を実践的に学ぶ「U-lab 1x」2022年に参加して、いまでもC・オットー・シャーマーが語る無料の動画を観ながら、月に2回の対話を継続しています。上記note執筆者の白川陽一さん(しらさん)達のグループが、日本語しかわからない私のような人も学べるように丁寧にサポートしてくれています。しらさんは他にもいろんな活動をしているのですが、こんな活動も拡がってほしいなぁと思っています。

会話を観察すると、意志疎通に際してのパターン(領域)があることに気がつく(会話のパターンは4つ)

①はじめの会話の領域は、ダウンローディング、心地よい会話
・他の人が聞きたいと思っているであろう事を話している。
・礼儀正しく、当たり障りのない会話の型を使います。
・基本的には他の人が言って欲しい事に同調します。
・必ずしも私たちが本当に思っている事を言葉に表していません。
・私たち自身を適合させ、他者の期待に同調します。

この会話のスタイルを、学校では「学び」と呼びます。私たちは、教師が伝えようとしている事を表現する事を学びます。組織においては、それを良いコミュニケーションと呼び、ポジティブなフィードバックをして上司が聞きたい事を表現します。

U.lab:Leading From the Emerging Future Levels of Conversation (Part 1)

②2つ目の会話の領域は、議論・強気に話す事、と呼んでいる領域
・自分の考えの立場から発言し、他の人が望む立場とは異なる
・ここでの行動的側面の違いは、人々がそれぞれの視点を持ち込むところ
・この会話のスタイルはそれぞれの自身の視点を超えられない制約がある
私の視点を攻撃・批判したらそれはあなたが私を批判している攻撃していると捉えます。私は反応し、防御的になります。私は自分自身の視点を守ります。あなたがなぜ間違っているのか、私の見方がなぜ優れているのかを主張します。

U.lab:Leading From the Emerging Future Levels of Conversation (Part 1)

③3つ目レベルの会話、内省的対話、もしくは内省的な問いかけ
・私自身がより大きなシステムの一部分であることを自覚すること
・私はシステムを共創造している。システムを共演している。
・対話や内省的な問いはシステムが自身を観る能力を指します。
会話の行動として、防御的な習慣、自分の視点を守るところから他者の視点が何かを問いかける方向に変化する。何があなたが違うことを考えることに繋がっているのか?それは、なぜ?どのような経験、どのような土台がベースになって、私と全く違う、もしくは少し違う視点になっていくのか。
問題に直面した時に、周りの人を責める--他の組織、他のステークホルダー、他の部門--そこから、他からの視点から見ることで、システムが自分も含めた様々な要素で成り立っている事が見えはじめるのです。

U.lab:Leading From the Emerging Future Levels of Conversation (Part 1)

④4つ目の領域での会話は集合的創造性と呼んでいます。何かが通り抜けるところからの発言です。それは、変容的な沈黙の瞬間、プレゼンシングと繋がっている事が多く、そこで私たちは出現する未来の可能性を感じ、現実化しはじめます。そして、グループとしてフローに入る、共創造の状態になるところではこれは私やあなたのアイディアとはもはや言えず、集合的に互いに関わりあうところから今までに無かった何かが生まれてきます。それが、共創造の観念と、私達が何者であるかの感覚が変化し、より深い源にあるインスピレーションやエネルギー、個人とより繋がる事が、ここの特徴です。

U.lab:Leading From the Emerging Future Levels of Conversation (Part 2)

8月のグループ対話はこの部分です。日常生活で私が行っているのは、あたりさわりのない心地いい会話や、議論だなぁと思えます。対話実践の場だと「スイッチ」が入るので内省的対話の領域で質問することができますが、通常バージョンの私は他者を責めるモードからなかなか脱することができない日もあります。対話のNukadokoが目指しているのは、立ち位置を変化させながら相手に好奇心を持って質問することと、それを双方が繰り返したときにおこる「なにかが生まれる」感じを楽しむ場にできたら最高だなぁと思えます。

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