見出し画像

人間はいつまで愚行を繰り返すのか - 「シベリアの画家」香月泰男展を見て

太平洋戦争とシベリア抑留体験を描いた「シベリア・シリーズ」に、ようやく出会えた。この作品群との対峙が、ロシアによるウクライナ侵攻の最中になろうとは。全ての光を吸い込むような黒のマチエール。そこに私は確かに、深みのある一人の人間の切実な「怒り」「苦悶」「祈り」そして「希望」を感じた。それにしても、われわれ人間は結局まだ何も学んでいないのだろうか。このような愚行は果たしていつまで繰り返されるのだろう。(200字)

ありがとうございます!