Fragmente 5: ああ焦燥

人は生きるためにここにやってくるのに
まるでここに死ににきてるようって アンタ
これだから詩人は嫌いなんだ 偉そうに

写真の中、時計のガラスの向こうに反射する友達は10年前で
11年前の彼はフリードマンだった

今日はパンを食べていて、シュニッツェルが挟まっていて
半枚に切られたそれは、さらに半分の厚さに薄くなっていて
よんぶんのにのそれを挟んだパンを私はもそもそと食べていて
知り合いたちはインスタント品を食べていて
パッケージには見慣れない親しんだ言語が刻まれている

自分が何かしている。そりが合わない。少ない情報で嫌う雑魚ども。

雨は降っていなかった。外に出て足は湿った。
その前にピアノが弾かれていて、ハンガリアンダンスをゆっくりと奏でていた。
舞踊は緩慢に丁寧に続いていて、帰ってきた頃には跡形もなかった。
わたしは散歩から戻ってAll the things you areを弾く。コードだけ。構成音から抜け出して、それは独立メロディーで歩き出す。

散歩中、ツーファイブを探していたら横風に殴られた。

買った詩集は砂漠について書いていて、私は海を書こうとしている。
砂を見たいな。砂漠への憧れ。飛んでイスタンブール。トルコに砂漠はあるのだっけ。

自分を取り去っていく。提供可能にする。
短歌の本を見ていて、貼った付箋を外して、めくって外した。
火を弱めに行って、付箋を外して、茶を入れたことを忘れて。
席を立ってガタッとして、水が跳ねて詩集を濡らす。自分の書いた
文字が読めない。付箋を外してから見つけ出す。書き写したのは残したい言葉。

私 は歩 くので すこの浜 辺を海に 沿ってそ してあそ こには戻 らない さようなら

コンフィドゥカナールを食べてタイムスリップしていたの
初夢は覚えていない。重要じゃなかったのでしょう。

7年前までは私を嫌う人などいないと思っていたのです。
嫌われることを知ると、愛されることまで知ってしまうのです。懐かしいですね。

ノートの中には、訂正線だけが、増えていくのです、黒々と。

戦争は戦争でしかなくて、そこにドラマは存在しない。
万年筆を手にするのだけれど、それが私の記憶ではない。
 Noteの下書きにいるあんたたち、ポロロローんくん、ゲラゲラくん、NSUくん
一体誰なんだ。


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