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東京で自給自足!

池さんの記事を読ませていただき、ずいぶんまえに読んでいろいろ考えさせられた本のことを思い出しました。

池澤夏樹さん著作の「光の指で触れよ」という作品です。(「すばらしい新世界」という本の続編だったそうなのですが、こちらは読んでいません。)


主人公の妻であるアユミが、ヨーロッパで自給自足をめざした共同体と出会います。その関連でパーマカルチャーという言葉がでてくるのですが、わたしには初めて聞く言葉で、その内容がとても興味深かったのが印象的です。

自給自足をしなくてはいけなくなるということは、考えてみたらちょっと怖い。でも生き方の選び方として自給自足が選択肢にあるという状況下で、このパーマカルチャーという方法を試せるというのなら、自給率の低い日本の解決策のひとつとして希望を感じました。

それまでわたしは、農業はある程度の広さの土地がなくては出来ないと考えていました。
良い土と微生物が常に保てる状態でなくては作物はできない。なにかを育てたやせた土を1年くらいは休ませるためにも休ませる土地とは別の土地が必要であり、作り続ける、という意味でも広い土地がなくては自分たちが食べ続けていけないのではないかと考えていたのです。

しかしこの小説の中では小さい面積の土地で、育てる作物の順番を考えて種をまけば、かえって土地を生き返らせることができ、土を休ませることもなく、続けて違う作物が育つというやり方があることを知ります。

そういう考えかたがあるのかあ!面白いなあ!とびっくりしました。それなら東京でもわずかな土地だけで、家族が食べる分だけの作物を作り続けることができるんじゃないだろうか?と考え、そこにとても明るい未来を感じたのです。
すぐに3人の我が子たちに話しました。
大学だれか農業科にいかないかなあと期待しましたが、誰も目指してはくれませんでした。あは

また、こんな記事も気になったので、以前切り抜いていました。

ボロボロですみません

都市養蜂というと、以前銀座の屋上で成功した話を聞いていましたが、明治大学でもやっていると聞いて、見に行ってみたいなあ!と思っていました。

この新聞記事には「東京ポートシティ竹芝 オフィスタワー」という場所で都市養蜂を手掛けているとのことが載っていて、娘と行ってみたいねと話していたため、この記事をとっておいてありました。

こんなふうに、東京でもどんどん地産地消を促進していけるような取り組みが試されて実現していくといいなあ!と思っています。


子どもたちが通った幼稚園では小さな畑があり、常に作物を育て、皆で収穫し、いただいていました。
さやえんどうやそらまめ、夏みかんにトマト、ブロッコリーなど。虫好きな子が夢中になって観察する姿も見られ、そこには豊かな時間がありました。
わたしもそらまめにてんとう虫の幼虫がつくことではじめて目にした時はびっくりしました。あのかわいい赤いてんとう虫からは想像もできないような姿だったことも驚きました。ブロッコリーが冬野菜ということもはじめてしりました。

家庭菜園は子どもたちの育ちにも
きっと良い環境をもたらすでしょう!

そして、池さんの記事にありましたように、
自給自足が広まり、
「畑仕事で得られる幸福感は大きい」と感じる方が増えていくのは、すごく素敵なことではないかなあと感じています。


素晴木あいさんのステキなお写真を使わせていただきました。ありがとうございます!

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