風とヘリンボーン【ショートストーリー:季節のあしおと】
朝の匂いに、秋を感じる。
洗濯かごを抱えてベランダに出ようとした。
なにげない日常に“着こなし”を添えた小さなお話のあつまり。
『季節のあしおと』のショートストーリー。
朝起きて、はたまた玄関を出て、
「あれ、ちょっと朝の空気、変わったかな?」
って、思う瞬間、ありませんか。
部屋や町中を包む空気の質感というか、そういうものが変わったというのを手触りで感じるような、そういうやつです。
私はあります。
割とよくある。
このときに得られる季節の移り変わりや季節感独特の“風気”がすごく好きなんですよね。
心に栄養をもらえる感じがします。
ヘリンボーン織りの手触りとともに、五感で楽しめる文章をお楽しみください。
さァ、よい一日を。
最後までお読みいただきありがとうございます。ぜひ感想を聞かせてください。