見出し画像

《発達障害》健常者にならなくても行動を変えれば「見られ方」は変わる。


健常者、障害者…

私は正直この言い方はあまり好きではない。

健常者の方がランクが上みたいな考え方もあまり好きではない。

ランクが上ではなく多数派なだけだ。


◎40歳手前で発覚したADHD

私は去年にADHDの疑い大いにありと診断を受けた。
アラフォーでだ。
今までの生きづらさの大元はコレか!と思った(PTSDも二種類持っているため、単に発達障害だけがしんどさの原因ではない)。
だが、「ADHDの疑い大いにあり」なのは表面には衝動性が現れないからだ。
私は絶妙な相槌を打ちながら相手の話を聞く「聞き上手」だ。

幼い頃からオヤから虐待されていたから、相手の話を遮るのは危険行為と身体が覚えてしまったのだ。

オヤから「汚い子供」と罵られ続け、成人してもオヤは私に「ブス」「デブ」など罵詈を浴びせ続けた。

20代の私は処方薬の副作用で太っていたから頑張って薬を止めてダイエットをし、その後美容の資格を取った。
私に「ブス」「デブ」と言うオヤが異常者に見えたらいいと思ったし、単に綺麗になりたかったから。

◎障害ゆえの行動は周りからしたら怖かったりする

私が健常者なんて目指す必要がないと思うのは、脳の作りの違いによる感覚過敏などは治しようがないからだ。
実際、私も感覚過敏だけはなんともできずに日々生活するうえで困っている。

ただ、発達障害ゆえの言動・行動はある程度修正が効く場合もあると考えている。

だから、発達障害者のまま言動・行動を変えれば「見られ方は変わる」と思っている。

実際、私のハハはパーソナリティ障害でチチはアスペルガー持ちのアルコール依存だった。

急にキレたり、相手の都合にお構いなしにまくしたてるように話し続けたり、相手が悲しむようなことを「ただそう思ったから」と発言したりすることがどんなに周りを怖がらせるか、不快にするか、私は幼い頃から家庭で学んでいる。

そんなオヤたちからなるべく虐待されないように私の衝動性は鳴りを潜めたのだ。
私だってADHDなのに。

◎健常者を目指す必要はないと思う根拠

ここ数年は自分には結婚願望がないとわかり、婚活パーティーには参加していないが、参加していた頃は私は毎回連絡先交換を持ちかけられた。
その場で一番。

単にTPOをわきまえた、華美でないお洒落をした、聞き上手で気さくな女性だったというだけだ。
それだけで充分だったのだ。

健常者か発達障害者かなんて関係なく、ほどよくお洒落で聞き上手だっただけで、我先にと男性たちが連絡先交換を申し出てくれたのだ。
だいたい、その頃は私はまだ発達検査を受けていなかったし…

ただ、私には男性に乱暴された過去があり、どうしても交際へは繋がらず、冷静に考えたら「結婚は…別にしなくてもいいよね」という自分の気持ちに気づけたため、まだ独身である。

お声はたまに掛かるが、丁重にお断りしている。


私は発達障害者。


健常者じゃなくても、周りを不快にさせる言動・行動をしないだけでお声が掛かるのだ。
周りを不快にしない身なりをするだけでお声が掛かるのだ。

健常者を目指す必要は無いし、脳の構造は変えられない。
私は感覚過敏に悩む発達障害持ちのおっとりキャラとして生きていくだけなんだと思う。

◎健常者を目指す必要がないと思うもう一つの理由

健常者にだって感じの悪い人はいるし、
健常者にだって横柄な人はいる。
健常者にだって弱い者いじめをする自信のない人もいる。
健常者にだって怠け者はいる。

健常者だったら素晴らしいってわけじゃない。

だったら、感覚過敏の発達障害者のままでも聞き上手なおっとりキャラで生きていった方が私はいいと思っている。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?