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マイクラ的体験を求めて~大岳鍾乳洞2023~

マイクラに夢中になっている息子が「ツルハシで何かをサイクツしたい」と。

洞窟で鉱石をサイクツしたいのだ。

って、ソコなの?

と思いつつ、洞窟は悪くないなと思い、東京で簡単に行ける鍾乳洞を調べると、日原鍾乳洞、三ツ合鍾乳洞、大岳鍾乳洞の3つが。
日原はまぁ有名なので、情報も多い。そして、ライトアップがカラフルなのはちょっとね。

で調べると、三ツ合鍾乳洞は情報量が少ないけど、内容もそれなりっぽい。大岳鍾乳洞は、noteにも2つの記事がありました。

の2つの記事を読んで、これなら楽しめそうな雰囲気を感じ取ります。そして、さらに検索すると、こんなに詳しい記事も。

個人が手作りで掘り進めたあたり、ぐっときます。
お孫さんが後を継いで運営しているあたりも、よい話。

ただ、それぞれの記事の写真から伝わるソレには、「八墓村」的な、あるいはそれをパロった「トリック」ぽさを予感せざるを得ない。

ま、そんな不安はさておき、混雑は避けたいから朝一を狙って向かいます。途中、ちょっとした事故渋滞があったけど、1.5hほどで到着。

入り口の看板から側道に入ると、車一台のガードレールナシの道そして、しばらく進むと思いっきりダート。4WDで良かった。

蝉の声が降り注ぐトンネルの入り口。引き返せない何かを感じさせる。

なにやら、採石場のような場所にたどりつく。柱の表示によれば、確かにその奥にあるらしい。

先客はひと家族のみ

不安な気持ちがないといえばウソになるけど、たどり着いた「営業中」×5の熱烈っぷりがありがたく感じます。

料金は大人と子供一人ずつで1,000円

中では、こんなに天井の低いところがあるらしく、ヘルメットは必須です。(貸出してくれる)

小学生なら余裕だけど、おじさんには結構なキツさ

あと、軍手はあった方がいいですね。
自分は撮影があるので素手でいったけど、結構なバランス感覚と脚力が無いと手をつかざるを得ない局面がたくさん登場します。

独特なセンスで入り口に誘導されます

入り口。
すでに冷気が中から伝わってきます。

入り口からしてかなり屈まないと入れない

中の温度計は、5度。
一度引き返して、息子はウィンドブレーカーを着用。

入り口に入ってすぐ、足元に置かれていた温度計

あくまで温度計のあった場所が5度という話で、体感としては12度ぐらい。

そして、狭い。ほんとに狭い。
天井が低いところは、しゃがんだまま前に進まざるを得ないので、ひざや腰が悪い人は絶対に無理です。そうでなくても、モモの筋肉がプルプルしてきます。

どっちのコースもチャレンジなんじゃないか?と思われる

この道を進むと「チャレンジャーコース」なるものが登場。ま、行かざるを得ない雰囲気なので進みますけど。

途中、リュックを背負っていては通れない場所もあり、リュックを先に通してからでもよいけど、結局腹ばいにならざるを得ない。

ヘルメットをゴツゴツとぶつけまくり

そもそもリュックなんてなんで持ってきたんだろう?中には小型の一眼レフがあるものの、取り出す余裕はなく、これらの写真はすべてスマホです。

ルート案内の手書きの看板から感じられるそこはかとないオカルト感は、もはや心の片隅にも残らず、ありがたいとすら感じる。

この奥で悪霊との祭礼とかやってるんでしょ?

これは横溝正史でもトリックでもなく、グーニーズとか、インディ・ジョーンズです。または、スペランカー。

鍾乳洞というより洞窟探検

自分は半そでシャツだったけど、額には汗がしたたってきます。探検隊は、照明さんに照らされた洞窟を進んでいくのです。

鍾乳洞らしさを満喫できるドリップ
鍾乳石そのもの

そこら中に手をつく息子の軍手はこんな感じに汚れます。

途中で先発隊を待つシーンも多々あったけど、30分ほどでゴールが見えました。

看板の字も見慣れてくる

そして、息子曰く

「自由研究にするからチャレンジャーコースじゃないコースも行ってみないと」

ということで、もう一周するハメに。

いや、マジでモモの筋肉が死にます。

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