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我が子と向き合えない親たち

色々な場面で他の親御さんたちと接する機会を通じて目に付くのが

「我が子との向き合い方がわからない親たち」

いつの時代も一定数いると思います。それは様々な顔つきをしてるし、表情も変わる。

ある親は子どもの話を聞けないかもしれない。

ある親は子どもに過度な暴力を振るうかもしれない。

ある親はいつもイライラしてるかもしれない。

ある親は子どもの機嫌取りばかりしてるかもしれない。

ある親は子育てが大変なあまりに、ネグレクトかもしれない。

様々な表情はあれども要因は子どもと正対出来ていないということ。が、その前に

「親である自分と正対できていない」

と思う。今までは「自分」でしかなかった者がつがいとなってパートナーのことも視野に入れ始めたと思ったら自分では何も出来ない子どもが出来たり、少し動けるようになったと思ったら、まあ兎に角うるさいw

親は子どもがどれだけうるさくとも自分が面倒見なくては!と思うのでまるで子どもからも自分自身からも責められているよう。理解の低いパートナーだとパートナーからも責められる始末。公共施設やレストランでも以前のように自分たちの空間は望むべくもなく、子どもに早く食べさせなきゃ、静かにさせなきゃ…でまるで四面楚歌。

多かれ少なかれ皆同じような感情だと思う。

一方で、子どもの寝姿はどれだけ寝相が悪くとも可愛いし、いつも見せてくれるキラキラした笑顔はまるで向日葵みたい!

🔳では、親としてどうすれば良いのだろう?

子どもと向き合えない。その前に親である自分とも向き合えない。親である自分よりも自分である自分を優先してるんではなかろうか??

そんな思いの方々へ少し楽になるヒントをいくつかお教えしましょう。

①、親は偉くない。教える存在でもない。
そうなんですよ。親なんて所詮は自分ですから。ついこないだまで子どももいない身勝手に生きてきた人間にいきなり「親とは〜」なんて立派にはなれないのよ。だから

「子どもと一緒にいちから学ぶ同じクラスメイト」

です。子どものオムツを替えるのも着替えを教えるのも共に育つ仲間だから失敗なんて当たり前!パパママは失敗だらけの姿を見せていいの!いいんです!つしろ見せるべき。

オムツ替え=乳児にオムツを履かせるという立場のトレーニング

着替えを教える=子どもに着替えを自分でさせることを伝える練習

だから一発合格なんてない。怒りながら恐怖で硬直させるのは楽だけど自分の心が死ぬw

there is no easyway. ですよ。良く聞く言葉ですが、子どもが一歳ならパパママ1年生!これホントそう。

沢山失敗しながら子どもの「目」を毎日見つめましょう。向き合うには「目」を見ることからです。パパママの言う事聞かずに何かに夢中になってる子どもの「目」を見てみてください。すごい集中してたりしますから。

②、親を見せるより「生の人間」を見せよう!
言わずもがなですが僕らは生も生。怒りもすれば失敗だらけの人間です。

「子どもに注意してることが自分出来てないじゃん!笑 」なんて良くある出来事。

そこら辺も子どもと笑いながら受け入れましょう。子どもの言い訳も大概ですが、親の方が言い訳多くないですか??いいんですよ。取り繕わなくて。カッコ悪かろうが、子どもは親よりも広い心で受け入れてくれますから。

ただし!注意すべきことがあります。

それは「謝らない親」にはならぬよう。大人はズルいですから色々と自分を騙す術に長けています。その術を使って「謝らない親」はいけません。子どもは最強の観察者ですからバレてますし、子どもも見習って言い訳して謝らなくなりますよ。

僕らは生の人間ですから感情的なって怒ることもあります。そして泣いたり怯える子どもの姿を思い出しては罪悪感に苛まれる。だから思い出した時でもいい。「怒りすぎてごめんね」と謝りましょう。子どもは怒られたことは100%覚えてますから。そして「いいよ!」って言ってくれるんです。いつも怒ってばかりでゴメンね。でも思い出した時でもいいのですよ。

大人同士だったら怒鳴り散らされた相手を子どもほど素直に許せますか??

子どもはまだ神の手に抱かれてるんだと思います。

③、怖い!嫌だ!悲しい…は必要な感情だから僕らは持っている。
僕自身もそうですが、ついつい怒り過ぎて子どもがガチ怯える時があります。

子どもを怯えさせるのが問題の本質ではなく、子どもを怯えさせないのが良い子育てではなく、子どもに恐怖と向き合う術を学ばせない親の子育てが悪いのです。その為には親のゴメンなさいも必要だし、訓練も必要です。

僕は子どもに格闘技をやらせてます。目的は恐怖を含めたネガティブな感情や思考と向かい合う術を学んでほしいから。心が強くなる、身体が強くなる、イジメ予防はその「結果の1つ」として期待できるにすぎません。

恐怖やネガティブな感情、思考は必要だから備わってます。

問題なのは本当に危ない瞬間に固まって回避できないことじゃないですか??

子どもが歩くことに慣れお散歩大好きな2〜4歳くらいの時期に道路で白い線を超えて歩いてしまう頃に僕が必ずやるのは

通行車両に恐怖させること。

です。車が来てたりしてるタイミングで大人の力で(子どもにはどうにも出来ない圧倒的力を感じさせる意味も)車に放り出すマネをします。もちろん絶対にぶつかることのないように。また、今はあまりありませんが、熱いストーブならわざと触らせます。みてないとこで触られると危ないですが親がしっかり見てれば大丈夫。熱いストーブを触った子は「熱い!触ったらヤヴァイ!」を学びます。それ以降は触らせようとしても触りません。いくら「ダメ!」を言っても意味ないですよ。

電源に指を突っ込みだかる幼児も同じ。触り始めたら毎回おテテをパチンっ!します。何度もしていると身体が学びます。言っても理解出来ないですからね。

要は、恐怖と向き合うことで恐怖を支配下におく訓練を子どものうちからしていればそれはそれは逞しい子に育つでしょう。

ネガティブな感情と向き合う術を知らない子はブチキレたり反動が大きく出てしまう。それはその子の人生において「致命的」になり得ます。

④、子どもの機嫌取りをやめろ!
親は無軌道な子どもに対して機嫌取りをしてはいけません。子どもは

「無軌道なことすれば望みが叶う!」

ということを学びますのでより悪化します。子どもは様々な境界線が曖昧なのでそこにモラルという輪郭(非認知能力とも言う)をつけるのは親の役目。

怒るべき時は感情的にでも怒っていいと思います。やっていいこと。悪いことの輪郭を教えることは重要です。

一方で話して話して理解出来る部分はロジカルに伝えるとロジカル思考育成に役立ちます。

基本的に他人は遠慮します。親が自分の子どもに遠慮してどうするんですか?配慮と遠慮は違います。

だいぶ長くなりましたので今日はここまで。


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