見出し画像

保育士のシフトってどうなってるの?

小規模の保育園に子どもを預けている方に知ってほしいシフトの話です。

何人か先生がいて、顔と名前も一致しているけど、どういうシフトで働いてるの?って思ったことありませんか?

定員が12~19人、0~2歳児の園のシフトの一例を紹介します。

平日のシフト

平日の開所時間は朝7時台の園が多いです。

基本、園児が一人でも在園していれば職員は2人必要です。
電話がかかってきたり、トイレに行きたくなった時に一人では困ってしまいます。

というわけで開園時間から働く人が2人います。
朝早い時間から園児も全員登園するわけではないので、園児が増えるのに伴い、8時台以降に出勤する人がいます。

正規職員であれば、一日の労働時間は9時間拘束、1時間休憩、実質8時間労働でしょう。
朝7時から出勤した保育士は16時で退勤します。

子どもたちは保護者の就業等の状況で降園時間はバラバラですが、16時ごろまでに帰る子もいます。

16時からは、8時台以降に出勤した職員が保育にあたり、閉園時間まで2人体制をキープします。

図にするとこんな感じです。

画像1

園児数が多かったり、ゼロ歳児が多い場合は職員数も多くなるので、正規職員やパート職員が増えます。

画像2


パート職員や時短勤務の職員は8時間労働ではないので、上手に組み合わせて園の運営をしています。

画像3

子どもの人数に対して保育者が足りない場合は、8時間を超える勤務(残業)になることがあります。
仕事が終わらなくて・・・という残業もありますが、シフト上あらかじめ決まっている残業が多いです。

土曜日のシフト

認可保育園のほとんどは土曜日も開園しています。

登園する園児が少ないので、小規模な園の場合、2人出勤で最初の登園から最後の降園まで対応します。

8時間を超えることもありますが、その分は残業として処理されます。

(余談ですが、園児が1人でも給食は提供するので、園児1人に対して保育士2人・調理員1人が出勤することもあります)

多くの園は週休2日制になっているので、土曜日に出勤する分はどこかで代休を取ります。
その週とは限らないこともあります。

なので、平日にお休みしている先生がいる場合は、有給休暇以外にも土曜日の代休の可能性があります。

画像4


小規模な園だとこんな感じですが、大きい園だとこれをベースにもっと複雑になります。


勤務シフトの面からみて、小規模な園で働くメリット

・大規模な園に比べて勤務シフトにバリエーションがなく、当番の仕事が覚えやすい(鍵開けの時にやること、鍵閉めの時にやることなど)
・シフトにバリエーションがないので予定が立てやすい
・職員数が少なく、連携が取りやすい(シフト変更を言い出しやすいなど)

デメリット

・職員数が少なく土曜日がけっこう頻繁に出勤日になる
 (土曜出勤が苦でなければ平日休みが多くなるというメリットでもある)
・他の職員が休む日に長時間勤務になりやすい
・急用ができたときにシフトの変更をお願いできる人が限られる


預ける側からすると、「どうなってるの?」と思う保育士のシフトについて紹介しました。

シフト面以外でも小規模な園のメリット、デメリットがあるので、それはまた今度書けたらいいなと思います。



定員60人の認可保育園の話はこちら


サポートしていただけたらとてもうれしいです! 喜びます。 おいしいもの食べてもいいですか? チーズとマンゴーと梨とぶどうが好きです。