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保育現場の現実?「時間内に食べさせたい」

2020年2月に、当時1歳2ヶ月の子どもが保育園の食事中にリンゴを喉に詰まらせて亡くなった事件について、「好き嫌いをせずに時間内に食べきることが一人一人のペースなどへの配慮よりも優先されていた」として、園長が書類送検されたという後追い記事が出ました。

この記事を見た保育関係の方で、「まさかそんなことが」と思う方と、「自分の園でもあり得る」と思う方、どちらが多いでしょうか?
(コメント残していただけると嬉しいです)

正直に言って、私が勤める園はどちらかというと「好き嫌いせずに食べる」ことをよしとしていて、一歩間違えたら起こり得る事故だと感じました。

1歳~2歳はそれまで受け身だった子ども達が意思を持ち始め、食べ物も好き嫌いが出てきます。
このときに、「好きなものと嫌いなものを意思表示できるようになったんだね」と受け止めるのか、「残さないで食べるよ」と強いるのか。

給食を好き嫌いなく完食することが、子どもの意思を摘み取ってまでする意義のあることなのか?
この飽食の時代に、給食を(ましてやリンゴ等特定の食材を)残したくらいで何か影響があるとは思えません。

目先の分かりやすい結果(完食した、何時間寝た、◯◯ができた、等)に振り回されず、目の前の子どもの意思、気持ち、そして何より安全を優先して保育に当たらなければならないと、気持ちを新たにしました。


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