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【"大衆社会"が、"個人"に教えない不都合な真実①】一般常識と現実の矛盾

「フリーランスは大変だぞ。サラリーマンの方が楽だよ」

そう言って脱サラを引き止めてくださる心配性な優しい上司に、同じ歳のタイトル画像のような2人の写真を(職業が分からないようにして)見せて、「どちらがくたびれていますか?疲れていますか?人生大変そうですか?」と聞くと、どう答えるでしょうか。

間違いなく、右側だと答えるでしょう。
一体全体、サラリーマンの何が楽なんでしょうか。全く謎です。

お金を手に入れる労力が少ないからでしょうか?
確かに、サラリーマンをしていれば、お金を手に入れるのは簡単です。失敗しなければ、人の言うことに従っていれば、指示通りにやっていれば、解雇も減給も降格もなく、毎月安定してお金が振り込まれます。
逆に言うと、極端な話、「お金しか手に入らない」。お金を手に入れるために、それ以外--自分の時間や本当の気持ちや大切にすべき人々--を犠牲にしているのですから、お金を手に入れることくらいは簡単じゃないとどうするんだって感じですね。
我慢することが得意な人にとっては、楽なのかもしれませんね。

ちなみに、「フリーランスは大変なんだぞ。サラリーマンの方が楽だよ」というセリフは、フリーランス未経験のサラリーマンの方からしか聞いたことがありません。
経験していないのに、なぜ大変だと分かるのでしょうか。全く謎です。
世の中は、怪しいネズミ講で溢れています。

ソースの不明な一般常識3選

①フリーランスはサラリーマンより大変だ。よっぽど能力がないと独り立ちなんてできない。
②一生懸命勉強して、一生懸命働くのがえらい!
③必死で勉強して、必死に働いて、お金持ちになる!

残念な現実

①満員電車はくたびれたサラリーマンで溢れている。

②「偉く」なりたい場合は、いかに労力最小で済ませるか・他人にやらせるか、という力をつける方がいい模様。また、真面目・本気すぎると、笑われるという現象が多数報告されている。
ちなみに、現場の声は「仕事ダルい、隙あらばダラダラしたい。実務しない上司むかつく」

③いい大学→いい会社の安定保障コースでは、年収は最大でも2000万程度※となります。子供2人を私立大学に入れて、まぁまぁ駅近にそこそこの家と車を買って、それなりにいい暮らしをしようとするとヒイヒイいう感じ。割引されてる商品があれば迷わず手にとっちゃうくらい。
(※たいていは30〜40年立派に勤め上げた場合に限ります)
行きたいときに行きたい場所へ、商品の値段を気にせず一流のものだけを買い求める、お気に入りの場所に自分だけのこだわりの別荘、…といった「お金持ち」になるには、正攻法では到底不可能なようです。そんな暮らしに憧れて必死に働いているはずなのにね。

inspired by

#常識を疑え    ほかる

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