見出し画像

2020ラスト「ノート」は昆布の香り

ある時、静岡出身の方にお雑煮を伺って道産子のわたしは驚きました。

お出汁は鰹節だけ。白菜を入れます、と。(写真はわたしのアレンジで、ごま油を入れたものです)

画像1

なるほど、北前船で大阪に着いた昆布は、静岡まで伝わらなかったかもしれない。東航路しかり。鰹節の産地だし、地理的に静岡は昆布出汁のブラックホールだったかも?

でも、今は、お出汁に昆布も使うのかな、静岡。

さて、今年最後のnoteは、
dancyu 2019年元旦からの連載、「昆布はどこへ行く。」をご紹介します。

出汁がら昆布を食材として使うまでを見据えた昆布出汁の取り方からの、出汁がら昆布は実はいろいろ使える食材だってこと、
富山では何でも〆ちゃう昆布締め、だってこんなに広がる世界ってこと、
端っこ昆布はそのまま煮る料理に入れちゃって、イタリア料理にも大活躍ってこと。

ハレの日には重厚に登場するけど、ほぼほぼスポットライトを浴びることがない昆布を、こんなにポップに表現した連載があったでしょうか?
さすがdancyu。


各回のタイトルがすてきなんです!
★昆布センセーション!
★出汁がら昆布レボリューション!
★出汁がら昆布のポテンシャル。
★出汁がら昆布のトランスフォーム。
★出汁がら昆布のパースペクティブ。
★出汁がら昆布のサティスファクション。
★昆布〆コンビネーション。
★昆布とイタリアンのシンクロニシティ。

このタイトルをつけてくださっったのは、編集とライティングの神吉佳奈子さん。こちらの本の編集をされていたり、dancyuムックのレシピページでもご活躍です。

昆布は海の中で地上の森と同じく、二酸化酸素を抱え、酸素を放出します。
食材としては、捨てなくても全部使えます。
昆布の様子から、今の海が見えてきます。

年末年始そして冬。
どんどん昆布を使ってみてください。
パースペクティブの中のミートソース。
ポテンシャルでのインスタントラーメン。
おせちに飽きたら、作ってみてください。

今年はたくさんの💛いいね、ありがとうございました。
来年も、どうぞ遊びに来てください。
よいお年をお迎えくださいね。

読んでくださったり、♡してくださったりありがとうございます。北海道の生産者や素材、加工品を、noteでご紹介するのに使います。よろしくお願いいたします。