見出し画像

札幌・中島公園内の西洋館「豊平館」からレトルトカレーが新発売

札幌駅から大通、ススキノの繁華街を過ぎると、自然豊かな中島公園があります。

クラシックの演奏会で知られるコンサートホール「kitara(キタラ)」や、「渡辺淳一文学館」もあるこの公園に、ひときわ目立つ建物が重要文化財である「豊平館(ほうへいかん)」。

近くにはサケも遡上する豊平川(とよひらがわ)があり、読み方がちがうのも面白いですね。

ブルーと白のコントラストも美しい西洋建築、もとは今の時計台の近くにありました。

この二つの建物の共通点は、赤い星!つまり、北海道開拓使の五稜星ですね。赤い星の札幌の歴史的建造物を「北海道生活」でまとめて紹介したこともありますので、ご存じの読者の方も多いでしょう。

さて、この豊平館で5月1日からレトルトカレーが新発売になるというので、発表会に行ってきました!

明治時代、外国から北海道開拓の基礎づくりにやってきた西洋人や要人など、さまざまな要人を泊めるために政府が建てたホテル。

その後、結婚式場としても長く札幌市民に知られており、その後、耐震工事などを経て現在の姿をとどめています。館内は歴史的建造物としての豊平館について学べるようになっています。

館内はクラシカルな雰囲気が残されており、部屋のレンタルも可能。明治時代風の衣装を着ての記念撮影など人気だそうです。

さて、ここにお目見えしたのが「豊平館プレミアムカレー」。

先ほどの時計台は、北海道大学の前身である札幌農学校の演武場なのですが、農学校の寮生が毎週カレーライスを提供されていたそうです。

同じく開拓時代の建物として、かつてレストランもあった豊平館のシンボルメニューとして、このプレミアムカレーが開発されたそうです。

全日本司厨士協会北海道地方本部のシェフたちが監修し、オホーツク・美幌町の有機野菜とオランダポークを使い、スパイスにもこだわった昔懐かしい味を目指したとのこと。

実際に味わってみると、レトルトとはいいながら、ゴボウやニンジン、ジャガイモが大きくごろごろ入っており、タマネギをしっかり炒めた甘さの奥にスパイスも感じられ、それでいて昭和のお母さんのカレーみたいに毎日食べたくなるような親しみのある味わいでした。

このカレーは、豊平館の中にあるカフェでも提供されています。

また、豊平館の甘酒も新発売されたそうですよ。

花見の季節には美しい桜が咲き誇る中島公園にありますので、甘酒でお花見も楽しいかもしれませんね。

夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色と四季を通して愛されている中島公園。ぜひ、豊平館に立ち寄ってみて、札幌から始まった開拓の歴史を垣間見ながら昔なつかしいカレーライスを味わってみてくださいね!

「北海道生活」編集長

北海道生活 最新号は、vol.87 春号(3/3発売)

巻頭特集
北海道、花の絶景旅。
~函館・富良野から札幌・ウポポイ周辺まで~

全国の書店で発売中!(定価:1,320円)

北海道生活WEBサイト
http://www.hokkaido-life.net/

オンライン書店 Fujisan.co.jp
https://www.fujisan.co.jp/product/1281682660/new/

Yahoo!ショッピング
https://store.shopping.yahoo.co.jp/enleysha/hl202204.html

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?