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『虐待児の詩』 あまのじゃく

「あまのじゃく」


誰でも 良いわけじゃない けど・・・
いつでも 誰かを 待っている

決して 誰かに満足できる わけなど無く
そのくせ 去られると 無性に 恋しくなる

勝手な奴だと 思われたって
何にも 変わりはしない

お前だけが 居てくれれば それで良い・・・
そう 心の底から 思っていても 同じこと
時間が 過ぎれば また別の 誰かが 恋しくなって来る

心の隙間は 埋まらない
 何度 埋まったとしても
誰かが 居なくなれば また ポッカリ 穴が空く

幸せに 満ち足りてくると
自分から その幸せを 壊そうとする

きっと いつか崩れ去る時が
予期せず 訪れることを 恐れているから

自ら壊すなら 壊す前に 心の準備が
できるとでも 思っている かのように・・・

そして また 
怒濤のような 後悔が 押し寄せる

孤独を 避けようとして 孤独になる
恋愛天邪鬼の 無限ループ



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