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自己紹介⑦仲間~北煌樹@Arther~

みなさん
おはようございます☀️
こんにちは✨
こんばんは🌙
北煌樹@Arther(ほくおうじゅあーさー)です(*´▽`*)
本日もご来店有り難うございます♡

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自己紹介★初めに★ 下のリンクからどうぞ(^^)

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仲 間 外 れ

仲間外れ イメージ

初舞台の稽古も進んでいたころ。
グループ森若手組(当時は60代70代のベテラン勢の方々も多く参加していた)で、森は生きているとはまた別に大人の演劇を上演したいと別グループが発足。その中心は、森は生きているで12つきの精たちを演じた役者さん達でした。前回の記事にも綴ったように、私も初舞台で12つきの精たちの一人を演じさせていただいていましたが、私には声が掛かりませんでした

その時の私は独り勝手に

『仲間外れにされた』

と感じてしまっていました。
また、その若手組の中には私が初めて森の学校に来た時にほぼ一目惚れ(笑)をしていた同い年の女の子が加わっているということも、その気持ちに拍車をかけていました。

「なんでまた俺だけ...」

そうして私は、森の学校が終わった後いつもなら皆で雑談などをして過ごしてから帰路についていたのですがそそくさと家路につくようになりました。

そんなあからさまなこれまでとは違う私の態度に、大人たちが気付かない訳がありません。
ある時、その若手組の中心である、森の学校でも講師を務めている和実さんが、森の学校が終わった後いそいそと帰り支度をしていた私に声を掛けてきました。

大人と子ども

イメージ

和実さん:「アーサー、どうした?最近なんか変だぞ?何かあったかい?」
 私  :「(相当ドキッとして)ん?んーん、何もないよ。」
和実さん:「んー、そうかぁ?そうは見えないけどなぁ。明らかに前と違って変だよ。前はよく皆でくっちゃべってたのに、ここのところ話そうとしないで帰っちゃうからさー。」
 私  :「ん...」
和実さん:「はっきり言うけど、なんか避けられてるみたいで寂しいぞ。」
 私  :「...ごめんなさい。」
和実さん:「なんか俺、アーサーの気に障ることしちゃったかなぁ?」
 私  :「んーん...」
和実さん:「んー、だとしたらさ、これはちょっと厳しい言い方になっちゃうかもだけど、まだ中3のアーサーがいつもお世話になってる周りの大人の皆に対しての態度や接し方としてちょっと失礼だよ?」

私は堪えきれず、抑えていた涙をこぼしてしまいました。
さすがに和実さんを少し焦らせてしまい、キツく言ってしまったことを謝っていましたが、私の涙の訳はそうではなかったので違うと伝えたかったのですが、胸が詰まりすぎて何も言葉が出ず、必死に首を横に振るのが精一杯でした。
でもそんな私の様子を見て、言葉が出せない程であることを察してくれ、私が落ち着くのをジッと待っていてくれました。
そんな優しさが伝わったことと、これまでも私をずっと気に掛けてくれていたことがとても嬉しく、またそんな気持ちを他所に私は勝手に仲間外れにされたと思ってしまっていた自分が恥ずかしく、申し訳なく、そしてそんな自分が許せない気持ちで更に涙が止まりませんでした。
きっと予想以上に私の涙が止まらないので、和実さんも少し驚きつつ、いつもの冗談で私を落ち着かせようとしてくれます。

どれぐらい涙を流していたでしょう。それまでの人生の中でこんなに涙を流したことは初めてでした。
もちろん、涙と鼻水で顔はぐっしゃぐしゃ。元々デキの良くない顔が余計不細工に。きっと私史上一番不細工だったのではないでしょうか(笑)

そうしてようやく少し言葉が出せるようになり、最初に出た言葉が、
ごめんなさい、でした。
当然和実さんは何に対してなのか解るはずがありません。
自分のごめんなさいの言葉に自分で更に胸が詰まる。

そうして治まるまでどれ位の時間が経ったでしょう。
ようやくそれまでの自分の勘違いを途切れ途切れの言葉たちで伝えました。
私の勘違いであるはずなのに、和実さんは「ちゃんと話をしてなくてごめんね」と、謝らせてしまったのです。

あまり知られてませんが、舞台上演には想像以上の費用が掛かります。

上演する劇場を借りる費用
舞台セットや衣装を作る材料費
稽古場を借りる費用
稽古に来るまでの交通費や飲食代

などなど…。

社会人である大人たちで構成したのはそれらの費用を自分たちで出し合って作り上げることが前提だったため、親の保護下にある未成年の私を誘うことはできなかったのです。
大人の思考でいけば至極当然のことではあるのですが、まだ演劇というものに携わり始めたばかりでありまだ子どもだった私には到底そこまで思慮が及ばず、ただただ仲間外れにされたとばかり思っていたのです。
和実さんはその説明をしなかったことを謝ってくれたのです。
そんな事情を鑑みれなかった私はとても恥ずかしくなったとともに、勝手に独りでみんなを疑ってしまったこと、それをあからさまな態度に出してしまったことが本当に申し訳なく、お詫びをしました。

最後に、
「アーサー、そんなんじゃ○○(私が一目惚れをしていた女の子)にカッコ悪いって笑われるぞ」
と、冗談めかして言われ、見透かされていて照れ臭くなったことと、これでこの話しは終わりだよ、という区切りをつけてくれたことに心から感謝しました。

仲 間

仲間

まだ若干泣きっ面である私の背中を押しながら、和実さんは遠巻きにその様子を見ていたみんなのところへ連れて行き、私をからかうようにみんなへ軽く事情を説明してくれました。
笑い飛ばしてくれる人、親身に慰めてくれる人、謝ってくれる人、見守ってくれる人…
あぁ、これが''仲間''なんだな、と感じ、本当に救われた思いでした。

このことは私にとって、

心から信頼できる仲間が生まれた出来事

となったのです。


本日はここまで。
自己紹介★番外編・その参★へ続きます(^^)/

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それでは


有り難うございました
٩( 'ω' )و


令和3年8月吉日 北煌樹アーサー


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