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【月報】2023年11月の活動まとめ

11月が終わってしまいびっくりしている人間がここにー!11月どこいった!

いつもはちょくちょくメモしている月報(この記事)がほぼ白紙状態で、日々の過ぎ去るスピード感に激しく目眩がした。理由は明らかで、まるでパズルのように窮々にスケジュールを組んでしまったからという自業自得の所業なのである。

11月のライターしごと

複業である大学仕事と両立できる範囲で相変わらず細々と取材・執筆を続けている。大学もライターも地域を見つめた活動だから、居場所を増やすことで少しずつ視座が変わっていっているような気がしている。

ただキャパの限界を感じることが増えた。

取材も執筆も本当はもっともっと増やしたい。そんな欲望と盲目に引きずられながら朦朧とこなしている感覚。いつだったか、良い意味で欲張りと称されたことがあったんだけど、きっと己の欲深さゆえに仕事すら暴飲暴食しているんだろう、私は。

ワークスタイルとバランスにもんもんと悩んだ結果、毎月定期だった大きな案件から卒業することに決めた。年末に向けて、そんな変化もあるライターしごと。

公開された記事

『読売Life』12月号(中国版)取材・撮影・執筆

読売新聞購読者に頒布される『読売Life』。今回は福山「HOT BLUES CAFE」さん、庄原「SPRING HOME」さんの記事を担当しました。

楽天トラベル「一棟貸しの邸宅ホテル『穴吹邸』で体験する、瀬戸内ヒュッゲと休息のひととき」取材・執筆

香川県にある「穴吹邸」さんを取材。尾道に住んでいるのでありがたいことに日々「瀬戸内」を感じているけど、高松で感じる「瀬戸内」は概念は地続きなんだけどまたどこか性格の異なる「瀬戸内」だなぁと感じる。あ、地続きってややこしいけど。海越えるけど。高級宿は"ラグジュアリー"という言葉で表現されることも多いけど穴吹邸にはなんとなくそぐわない言葉だと感じる。見た目よりもずっと自然体で、地域にどっしりと腰を据えている(かの工務店の穴吹一家が実際に居住していた)佇まいがとても良かった。高松港から瀬戸内クルージングもしてきた!酔い止めに助けられながらの船上取材は初体験。

編集した記事

note「尾道市移住定住コンシェルジュ'23」10本記事編集

2023年7月にスタートしてから、およそ3日に1回ほどのペースで編集した記事を公開しています。note編集担当としての私の立ち位置は尾道への移住定住促進というより、情報整理や人の声の集約で、記事に協力してくださった人がたまに自分の記事を見返してくれたらいいななんて割と小さな定性目標で取り組んでいたりする。

11月は、広島市方面を中心に中国地方、西日本、全国で活躍する編集者、ライター、カメラマンにもご協力いただき尾道を語ってもらったんですが、これまでにない視点、登場しなかったお店や過去話などまたおもしろくて、勇気出してよかったと思いました!

11月の大学しごと

大学仕事もいろいろ動きがあり忙しくも楽しい。事務的業務ももちろんあるけど私は肩書的にただデスクでぼーっとしているわけにもいかず、決まったフローやマニュアルがある仕事でもないので、毎日荒野をフロンティアしてる感じ。

10月から地域経済誌で月1連載記事をスタートさせ、企業訪問や来学対応のたびに都度レポートにして回覧しているので、こっちの仕事でもなにげにたくさん書いてる。寄稿は「月1回ならいけるっしょ」ってはじめたけど、校了後結構すぐに〆切が迫るから、スピード感が増したように感じるのはこのせいでもあるのかも。

11月の出来事

レモンマラソン(ついに)エントリー

ほんっとに体力のない私が2月にマラソン大会に出る。日和ってずっと放置してきたけど、先日一緒に出場する友人宅にて共にエントリーした。これで退路が絶たれたよ。最近サボり気味だけどどうなるか。

ワインテイスティングイベントに参加

昨年同時期に開催されていたワインイベント、前回は東京に長期滞在していたため出られず、今年を楽しみにしていた。山野峡大田ワイナリーのワイン、ショーキーレッドエール、かぎしっぽさんのこの日限りのパンを楽しむ素敵イベント、知らずに訪れたお客さんもこれ目当てにやってきたお客さんもみんなごっちゃになって楽しんでいて多幸感あふれる時間だった。

平均年齢27歳飲みに参加

ベタバイのくまさんが誘ってくれて、若い衆と盃を交わしてみた。ノンアル10代もいた。大丈夫かな話合うかなと心配したけど思いのほか楽しく、帰路では電話魔と化す。他愛ない話(いや私のくだまき?)に爆笑してくれる友人よありがとう。

クラフトビール飲み比べの会

飲み友達のおねえさんプロデュース、ふるさと納税で届いたクラフトビールをビール好きの面々で飲み比べよう会に参加。各々全国各地のクラフトビールを持ち寄ったため写真の比じゃないくらいすごい数のビールを試す。
飲み比べは複数人いるとさくさく試せて楽しい。うーろんさんのオードブルも最高だった。

ダーツ部

マイダーツを手にいれて細々とがんばっていたところ、なんとフライト部分をプレゼントしていただき優しいサプライズに感動してしまう。フライト、花札デザインでとてもかわいく持つたびにテンション上がって良い。ダーツは上達しているのかと問われると相変わらず下手なんですけど、ゼロワンでもある程度最後のほうは狙ったエリアに刺さるようになってきて(逆にいうとそれ以外は壊滅的)楽しい。クリケットは繊細なスキルが必要なゲームなので私にはまだ10年早いかも。うまい人達とプレイしていると、足を引っ張るけど楽しく学びが多い。

大学祭

秋といえば学祭の季節だねぇ。というわけで、直接大学祭担当の部署ではなかったけど一部イベントの担当部署だったので仕事を兼ねて楽しんできました。いろんな制約があるなかでエネルギーを注ぎ込んでがんばってる学生の姿はやっぱり眩しい。

ゲーム会

友人夫婦とオーバークック会をしよう!と集まったものの4人プレイは思ったより混乱が激しく早々に離脱。代わりに桃鉄を始めたら想像以上に盛り上がり、気付いたら0時過ぎ。最近料理を持ち寄って集まる会が少し減って寂しい。

お泊りからの地域イベント

学生やゼミが参加する地域イベントが重なった日曜日があったので、同僚とはしごすることになったんだけど、じゃどうせなら前日泊まっていきます?と誘われてお泊まり会に。尾道で生活しだしてから23:00以降に出歩くことが減ったので、夜さんぽもまた楽しかった。

翌日の地域イベントはどちらも楽しくって、こんなイベントいつか作れたらいいなって夢想までしてしまった。屋外イベントでは『雑居雑感 VOL.3』と『みんなでつくる中国山地 2022』を買って、ずっと読んでる。

初めてのチーム飲み

これも大学関連。8か月一緒に働いてきた上長、同僚たちと初めて学外で集まって乾杯するというイベントがあった。私以外のメンバーの関係性はすでに出来上がっていて私はその中にぽつねんと入っていったかたちになるんだけど、このチームで良かったなぁと思わずにはいられない職場なのでこんな機会がうれしかった。

職場で年末調整

35歳までがっつりサラリーマンをだったので確定申告に比べたらちょちょいのちょいかと思いきや、電子申請と紙書類提出のハイブリッド型は初めてで超戸惑う。

尾道移住体験ツアーの移住者交流会に参加

私も移住するきっかけになったツアーに、今回はレポート係で参加しました。私が参加できたのはこの交流会だけだったけど、3日かけてもりだくさんなイベントだったようです。

モーニング娘。'23 コンサートツアー秋「Neverending Shine Show」

参画しているメディアの代表理事にお誘いいただき、8月以来2度目のモー娘。ライブ!初期〜黄金期で記憶の止まっている私からするともう自分の知っている娘とは違うアーティストなんだけど、なんでしょうね。DNAにつんくイズムが刻み込まれているのか知らない曲でもめっちゃ楽しいんだよね。それに完全丸腰で参戦した8月の反省を経て少しはライブ動画やMVで聴き込んでいたので知っている曲も増えてきた。

8月のライブで譜久村聖ちゃんに出会って以来、ずっと目で追ってしまう。気付いたら視界にいる。しかし彼女は11月29日をもってモーニング娘。を卒業した。歴代最長のリーダーだった。「明日から何を応援して生きればいいのかわからない」というには短い推し活期間だった。しばらくはBlu-rayなどでその勇姿を目に焼き付けようと思う。

にわかが恐縮ですがふくちゃんは憂いのある表情と仕草、しなやかな所作が魅力的なので「セクシーキャットの演説」はワンオブベストな神MV(ダンス)だと思っている。

11月に観たもの&読んだもの

お嬢さん(映画)

原作:サラ・ウォーターズ『荊の城』 監督:パク・チャヌク 脚本:チョン・ソギョン、パク・チャヌク 音楽:チョ・ヨンウク 出演:キム・ミニ、キム・テリ、ハ・ジョンウ、チョ・ジヌン ほか

2016年公開、パク・チャヌク監督の韓国映画。監督の名が一躍有名となった「オールド・ボーイ」を履修せぬままこちらを鑑賞したのだけれど、なかなかに衝撃的な体験をしました。R18指定のため過激な性描写&暴力描写があるものの、妖しくて怖くて美しくて、物語も二転三転して引き込まれあっという間の3時間。ちなみに原作のサラ・ウォーターズ『荊の城』は2005年「このミステリーがすごい!」海外編1位だそうで、確かに途中「…え?」「ぅうぇ!?」「えええええ」と声が出てしまう。原作では舞台設定がヴィクトリア朝だそうだけど、映画では日本統治下の朝鮮に変更されているため、日本語もバンバン飛び交う。しかも卑猥な単語もバンバン飛び交うのでなかなかにびびる(アマプラの字幕版で鑑賞したんですが日本語にも字幕がほしかったな)。ちなみに夫が寝た後に1人で観たけど正解だったかも…一抹の背徳感。

スッキ役のキム・テリ、長編映画は初だったそうですが見せかけの純朴さと卑しい顔とうちなるエロスの対比がすごかった。彼女は後に韓国版「リトル・フォレスト 春夏秋冬」にも主演しているそう。橋本愛のリトル・フォレストが大好きなので韓国版は観てこなかったけれど、俄然気になりだしてきましたね。

ちなみに本作を観ようと思ったきっかけはラジオ「内山昂輝の1クール」のうちやま映画ランキングです。2015年にスタートしたラジオ番組で、私は過去回を第1回から全部聴くという狂気的な視聴をしている。パーソナリティの内山昂輝さんが映画好きなことにちなんで映画紹介コーナーがあり、気になったものは積極的に観るようにしている。お嬢さんは2017年ランキングの1位でだった。最近では「search/サーチ」「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」「マリッジ・ストーリー」あたりがラジオで知って観たそれにあたりますね。

悪魔くん(NetflixオリジナルTVシリーズ)

原作:水木しげる 総監督:佐藤順一 キャラクター原案・シリーズディレクター:追崎史敏 シリーズ構成:大野木寛 キャラクターデザイン・総作画監督:渋谷秀 音楽:井筒昭雄 声の出演:梶裕貴、古川登志夫、白石涼子、花守ゆみり、ファイルーズあい、下野紘、三田ゆう子 ほか

昨年行った境港の鬼太郎ロードでポスターを見かけてからずっっっっと楽しみにしていた悪魔くん。8話一気に視聴しました。おそろしい魔物や怪異による怪奇現象も描かれるんだけど本当に怖いのは誰?というアンチテーゼの切れ味よ。今原作漫画の一部も読んでいるけど、これは悪魔くんというよりメフィスト家の物語でもあるんだよなあ。

御手洗家、炎上する(NetflixオリジナルTVシリーズ)

原作:藤沢もやし 監督: 平川雄一朗、神徳幸治 脚本:金子ありさ 音楽: 小林武史 ED: Vaundy 出演:永野芽郁、工藤阿須加、中川大志、恒松祐里、北乃きい、吉瀬美智子、及川光博、鈴木京香 ほか

これを面白いと思って観てしまう自分って…と自己嫌悪に陥る系ドラマなんだけど目が離せなくって最後は一気観してしまった。惹きつけられるのは鈴木京香様の妖艶な美しさ(承認欲求モンスターたるや)と永野芽郁ちゃんのみずみずしい美しさのせい(底しれぬ芯の強さ)と言い訳しておく。韓国ドラマ「シスターズ」を彷彿とさせる全体的に青みのある冷たいルックが印象的だったけど復讐系ドラマにしては脇が甘くて切れ味は弱め。ただ「炎上」のダブルミーニングがよく活きたストーリー構成で最後まで飽きることがなかった。でもでもでも、気になったところはいっぱいある!クレアの存在は特にエピソードがないためそんな都合の良い友人いるかいと思ってしまったし皐月の「聖人にも悪人にもなれなかった」ってセリフに強烈な違和感をもってしまい(いやそうか?と)。毎話誰かと語りたかったな〜

歩きながら考える / ヤマザキマリ

ほか

「きのう何食べた?」は相変わらずほのぼのとTVerで観ています。読書は圧倒的に少なくて、今はムック『みんなでつくる中国山地 2022』を読みながら澤円『メタ思考』、ヤマザキマリ『パスタぎらい』あたりを並行読みしている。

11月の音楽

卒コンは行けなかったのですが伝え聞くところによるとふくちゃん最後にI WISHをソロで歌ったとのこと。卒業おめでとうございます。

11月のじばさん

備後圏域はものづくりが盛ん。今さまざまに圏域のことを知る機会があり、知れば知るほどせっかく使うならプロダクトは地場産で揃えたくなる。というわけで少しずつだけど既存製品を買い替える際には地場産のものを選んでいこうという自主企画。第1段はSILVERの帆布トートバッグに決めました。

まとめ

活動的に過ごしているとアドレナリンが放出されひとときの快楽に溺れられるんだけど、11月は活動量の割に能動的な摂取もアウトプットも足りん!というのが客観的な感想でした(そしてそもそもインドア人間なのでたぶんもうすぐ寝込むことになる)。

なーんて言っているけど、12月もなかなかすごいスケジュールが前半に集中している。が、がんばるぞ。近々積み本を読む月間をつくりたいな。

白紙状態からわーっと5,600字超書いてしまった11月の月報。東京に向かう新幹線の中からお送りしました。


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