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人生100年時代の虚像〜中年に残された時間〜

ライフシフトという
本を読んで知った
「人生100年時代」

ただ、漠然と100年間、人生を
全うできると考えていないだろうか。

日本は皆保険制度で医療も
世界的にはハイレベルと言って良い。

だからこそ、このまま寿命が伸びて
100年漠然と過ごせる。
そんなイメージを持っていないだろうか。

データから見える僕らが100年生きられる可能性

少しデータを見てみよう。
2020年に厚生労働省が公表した、
簡易生命表から引用してみる。

この場合
60歳男性は、平均余命が24.21年となり、84歳前後で寿命を全うする。

60歳女性は、平均余命が29.46年となり、89歳前後で寿命を全うする。

この2つからわかる事は、
中年に差し掛かっている世代にとって、
100歳まで生きられる事は、ちっとも
現実的ではない
ことがわかる。

健康寿命=我々に残された時間

100歳まで生きるということは、
本人が行きたいかどうかは別として
可能性が低い事はわかった。

では何歳ぐらいまで実際に生きられるのか。
やりたいことをやって、豊かな人生を
生きられるための我々の時間はどれくらい
なのか。

それを考える上でのキーワード。
健康寿命である。

健康寿命は、健康上の問題で日常生活を
制限されることなく、
過ごせる期間
のことを言う。

端的に言えば、寝たきりにもならず、
認知症にもならず、独力で生活できる
期間と言えよう。

この健康寿命は、男性の場合は、約72歳
女性の場合は約75歳
となっている。
2020年のデータである。

もちろん、あくまで平均値なので、
個人差がある事はご留意いただきたい。

ここからわかることは、多少の医療の壁
発達や進歩をあるかもしれないが、
我々の中高年の世代は、
健康で生き生き過ごせるのは
せいぜい70歳前後までと言うことになる。

いつまでもあると思うな、親と金。
そこに健康が加わるのだ。

仮に、60歳で定年退職し、
やりたいことをやろうと思ったら、
10年そこそこである。

60歳で孫が
生まれてもきちんと面倒を
見てあげられるのは小学4年生までと
いうことになる。

逆に寝たきりになったりして介護が
必要になり、面倒を見られる側に
なるのかもしれない。

我々に残された時間は少ないと
思わないだろうか。

自分はできれば、健康寿命を全うして
ピンピンコロリでこの世を去りたいと
思っている。

いたずらに国の費用を使わせたり、
家族に迷惑はかけたくない。
これからは安楽死の議論なども
出てくるのかもしれない。

健康寿命から逆算して出る
我々に残された時間。
密度の濃い時間を過ごして
豊かな人生を歩んでいこう。

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