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日本人はなぜ英語をマスターするのが難しいのか~継続力を発揮するには~

継続は力なり。

そんな言葉の威力は誰もが
知っているはずなのに。

新年度になり、新しいことを始めよう。
そう思ってチャレンジする人も多いだろう。

三日坊主なんて
言葉はあまり使いたくないもんだ。

ただこの言葉に意味するとおり
実際新しいことにチャレンジ
する多くの人が継続力を
発揮することができない。

その最たる例の一つになるであろう、
英語学習を取り上げて記事を
書いてみたい。

どうしてこんなに日本人は
英語学習を途中で挫折してしまうのだろうか。

2017・2018年(平成29・30年)
改訂
学習指導要領 によると、
小中高在学中の英語の授業時間
以下のようになるそうだ。

  • 小学校:157時間30分

  • 中学校:350時間

  • 高等学校:最低58時間20分。実際には500時間近く学ぶ場合も。

あくまで授業時間だけだから、
予習・復習をはじめとした
学習時間などを含めると
大学受験で英語を使った方なら
優に2,000時間を優に
超えるのではないかと推察される。

筆者が間違いなく何度も挫折と
再挑戦を繰り返し、
この学習時間以上の時間を費やしてきた。
役に立つ本もたくさんあったが、
ビジネスで使いこなすという
究極の目標にはたどり着いていない。


ここまででビジネス英会話どころか
基本的な日常英会話が精一杯である。

英語習得に必要な時間とは

日本人が英語をマスターするために
必要な時間はどれくらいだろうか。
少し調べてみると、こんなことがわかった。

・ビジネスで最低限必要な
英検準1級レベルは1,850時間

・高度な英語力の英検1級レベルは2,590時間

・英語を最短で身につけるには継続力
 とアウトプット

日本人の英語学習時間について : これまでの学習時間とこれから求められる学習時間 坂田, 浩,福田, スティーブ 国際センター紀要・年報 2018 11-27, 2019-03-31より

うん、純粋に先ほどの
授業時間をそのまま当てはめると
高校までの学歴のある大半の人
がビジネスで必要な英語力を
持ち合わせている
ことになる。

英語を話せる・使えるという
定義づけが難しいので
日本人の少し英語力の分かる
データを引用してみる。

世界最大の英語能力指数
ランキングであるEF英語能力指数
第2020年版によると、
100か国中日本は55位という結果。

アジアの中では24か国中9位と、
先進国にしては
とても低い順位なことが分かる。

多くの日本人が義務教育も含めた
膨大な学習時間を割いても
上記のような結果になるの
はどうしてなのだろうか。

英語習得に足りないもの

そこそこの英語学習時間を割いてきた
私の経験からは以下の2点
が日本人の英語習得にいたっていない
背景にあると考える。

1.文法や語彙力中心の英語力

受験英語の影響か語彙や文法の知識はある程度備わっている人が
多いのではないだろうか。
下記のような参考書を
何度も繰り返し学んできた。
特に英文読解の構文を解析していくのが
好きで夢中になっていた。


素早く情報を取捨選択して聞く・話すこと
を受験英語だけでビジネスレベルの英語力を
マスターしていくのは至難の業であろう。

逆の捉え方によると
聞く・話すに特化した
勉強法を頑張ることで
活路を見出すことが
できるのではないだろうか。

2.それぞれスタート地点が違う

人それぞれ見た目もバックグラウンドも
違うように、現時点での英語力が違うのだ。

単語は得意だけど、長文読解は苦手といった
ジャンルによる得手不得手もあるだろう。

世間には英語の勉強法の情報が溢れているけれど、それが今のあなたの
英語力の立ち位置にマッチしている
とは限らない。

自分の客観的な英語力のレベルを知り、
効率的な学習法を選択しなければ
遠回りしてしまうのだ。

ほーりーの英語力の現在地


最後にTOEICを受けたときのスコアは
下記である。
2022年9月に受けたときのスコアである。

ベストは790でした、10年近く前かな

やはりご多分にもれず、
リーディングのほうに
スコアが偏っている。

もちろんスコアが高ければ、
ビジネスレベルの
英語力があることの
直接的な証明にはならなくても
ひとつの目安にはなるだろう。

目標は今夏の再受験で
860点をゲットすること。

このスコアの意味を考えてみる。

TOEIC試験を作成、運営している
IIBC・ETSの公開している最新のデータ(TOEIC公式ページ2019 Report on Test Takers Worldwide: TOEIC Listening and Reading Test)によると、

TOEIC860点の保持者は
TOEIC受験者の中で上位5%

と言うことが出来るそうだ。

少しやる気が出てきたぞ。
いつだって自己ベストを
超えることは楽しいものだ。

もちろん短期間でやるための
作戦も考えている。

そんな喜びを読者の皆様
とシェアできたらいいし、
新しく何かをはじめようと
する読書の背中を
押せるような記事を
これからも書いていきたい。

最後にお知らせ


最後までお読みいただき、
ありがとうございます。

ほーりーは
ウェルビーイングとサウナをテーマに
凡人サラリーマンの視点で
毎回文章を書いています。

みなさんに有益な情報を発信して
いきますので、「ピンときた」方は
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