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小説の面白さとは?

ブラッドベリチャレンジを今年から始めて、短編小説の分野で13冊を読み終えました。
小説って、面白いです。
でも、改めて、「どんなところが面白いのかなー」というのを今の時点でまとめてみたくなったので、これまで読んだ本を振り返りながら書いてみたいと思います。

まずは、読んできた順に小説を紹介します。

①宇宙の声/星新一

②まぼろしの星/星新一

1・2冊目は星新一。
短い文章なのに一気に引き込まれる物語たち。

③みずうみ/よしもとばなな

④スナックちどり/よしもとばなな

3・4冊目はよしもとばなな。
彼女の小説は、どんな内容であっても軽やかさがあるように感じる。

⑤地球から来た男/星新一

⑥とかげ/吉本ばなな

⑦ハチ公の最後の恋人/吉本ばなな

⑧宇宙のあいさつ/星新一

星新一と吉本ばななを繰り返す。

⑨つめたいよるに/江國香織

9冊目は江國香織。
7編の物語。押しつけがましくない、これから何か始まる予感だけを残す文章。

⑩アルジャーノンに花束を/ダニエル・キイス

これは色々と考えた小説。
また何年後かに読み返すと思う。

⑪今度生まれたら/内館牧子

内館牧子の本は初めて読んだけれど、面白かった。
70歳の主人公。自分が70歳になったら何を思うのだろう?

⑫サード・キッチン/白尾悠

「やさしくなりたいときに読む本」みたいな帯に惹かれて読んでみた。
現実離れし過ぎていない視点から多様性を考えられた。

⑬月と六ペンス/サマセット・モーム

昨日読み終えた小説。
「ザ・小説」という感じ。
メインの人物を三人称で表しているから、俯瞰した表現がなされていて読みやすかった。

*

偏りはあるかもしれないけれど、「13冊、読んできたのだなー」と改めてかみ締めました。

「小説の面白さとは?」というところに立ち返ると、
まず、小説ってフィクションですよね。
(もしかしたら、言葉は全てフィクションなのかもしれませんが。)
そのフィクションの世界に入り込めること。
フィクションの世界に言葉から入り込めるのって、すごいことですよね。
フィクションの世界で起こった出来事、生まれた感情を、言葉を通して感じられているということです。
まだ見たことのない世界。
フィクションだから現実には無いような世界なのかもしれないけれど、新しい世界、新しい視点。
そんな素敵なところへ連れて行ってくれるパワーが小説にはあるのだと思います。

そして、そのフィクションの世界は、そっとノンフィクションの世界にリンクしているように思います。
小説は色んな読み方があると思いますが、僕は「ただ、読みたい」と思うタイプなのかもしれません。
無理に現実とリンクさせて、「この小説はこんなことを言っているんじゃないか」とかいうことを考えたくないというか。。
多分、そんなことを考えなくとも、「小説を読んで感情が動いている」ということは、きっと「ノンフィクションの世界とリンクしているから」こそなんだと思うんですよね。
フィクションの世界であっても、現実とリンクできる何かがある。
それは支えになったり、救いになったりしてくれるものじゃないかな、と思います。

うまくまとまりませんが、何はともあれ小説は面白い!(笑)
それだけです。
皆さんのおすすめの小説があったら、ぜひ教えてください!

*

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