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閑話休題 私の青い星(サッカー推し談義)①

とても久しぶりにサッカーの話をする。
先週末にベガルタ仙台の試合を久しぶりに観戦しに行って、久しぶりにサッカーにどっぷり浸かってた自分を思い出して、そういえば私サッカーブログ書いてたっけ…と検索したらちゃんとログ残ってた。
結婚してからは、夫とサッカーに関する意見が合わないので、意見を戦わせるのも面倒で段々サッカー見なくなってしまったんだよな。好きな選手も移籍しちゃったりして。娘が産まれてからは物理的・時間的にスタジアム観戦も困難になってしまったし。

久しぶりにサッカー見たら、色々書きたくなってしまったけど、今日は今風に言うなら「推し」とでもいうべき、遠藤康選手のことについて書いてみたいと思う。

彼は1988年生まれ、宮城県出身、塩釜FCユースから鹿島アントラーズに入団し、今年ベガルタ仙台に移籍してきた。
私が遠藤選手を初めて見たのは、2004年に行われた第2回仙台カップだった。2002年の日韓W杯で仙台がイタリア代表のキャンプ地となったことを記念して、2003年からU-18年代のイタリア代表・ブラジル代表・日本代表・東北代表(東北地方の高校生選抜)という4チームでもって総あたりするという、サッカー好きにはたまらん青田買いの大会であった。
初めてピッチで遠藤選手を見た時に、何か目が吸い寄せられて、じーっと見てしまった。何というかオフザボールの動きのセンスがいい。ただ惜しむらくは、周りがそれに付いていけてない(笑)。これでまだ高校1年生だというから驚いた。
今でも遠藤選手を語るときに、キックが正確だとかドリブルがーとか言われるけど、彼がボールを持っていない時の動きを見ていただきたい。

というわけで、2005年あたりからブログをやっていたので遠藤選手高校2年生のみぎりの記事を見てみる。恥ずかしい。

「いやいやいや、昨日の仙台カップ、今思い出してもニヤケまくりです。
なんと東北代表が日本代表に勝っちゃいました!
今年も番狂わせが起きないかな~、2年続けては無理かな~、と期待と不安が入り混じりながら仙台カップ第5試合、日本代表vs東北代表の試合が始まりました。中略。そして押せ押せムードの東北代表は、遠藤君のダメ押し5点目で、日本代表を撃沈!東北人にとってはたまらなく素晴らしい試合でしたよ~。
個々も素晴らしかったですが、何より3戦目に来て本当にチームとして自信を持って戦えた試合だったと思います。
結局「今年は勝てるだろう、負けるわけない」と思っていた日本代表と、昨年の経験から同じ年代なら気持ちでひっくり返せるぐらいの差しかない「絶対勝ってやる!」と思っていた東北代表の気持ちの差が出た試合でした。
しかも、ここは日本国内かしらっていうぐらい、場内は東北代表の応援が多く、こんなに日本代表がアウェー気分が味わえる機会もなかなかないな~って感じでした。
 
遠藤君は「来年は青のユニフォームで出たい」という話をしていたそうなので、それにはまずチームで頑張らんとね。塩釜FCは今年のプリンスリーグでは精彩を欠いていたし、来年は3年なんだから、チームを引っ張っていく立場でしょ。チームが苦しい時に力を発揮するのがエースだし。来年仙台カップに出ることになったら、ダンマク作るから頑張れ!

後は東北代表MVPの香川君。彼は去年カメイカップを見たとき、すごく印象に残った選手でした。本当に攻守の要といった言葉がぴったりきます。特筆すべきはその走りっぷりです。ゴール前で守備してたかと思ったら、カウンターでは相手のゴール前に後ろから飛び込みます。彼にも是非とももっともっと上を目指して欲しいですね。

この二人はまだ高校2年生なので、来年も非常に楽しみです。

 
内容解説する。
MVPの香川君というのはかの「香川真司」選手のことである。彼は兵庫県出身だが、小学生当時、宮城県の「FCみやぎバルセロナ」というチームの指導が高く評価されていて、わざわざ引っ越してきてFCみやぎバルセロナに中学生から高校2年生まで所属していた(高校3年時セレッソ大阪とプロ契約)。というわけで、遠藤選手と香川選手は2004年のカメイカップ(U-15東北の県選抜対抗大会)ではダブルボランチを組んでいて、確か優勝したはず…。
これは決勝戦がたまたまテレビを付けたらやっていて途中から見たのだが、何というか無敵の中盤!みたいな、めちゃめちゃ二人とも楽しそうだったのがとても印象に残っている。
またいつかこの二人が同じチームでプレイするのを見たい!という夢は叶っていないけど。

そして翌年2006年、香川選手はセレッソへ行ってしまったけど、遠藤選手はなんとなんと今度は仙台カップ日本代表に選ばれた。その時の私の感想はこちら。

私が一昨年勝手に買った遠藤康君が今年は日本代表に選ばれまして、密かに鼻高々でございます(爆)。そして宣言通り、幕を作ることにしたので金欠でございます(汗)。
その日本代表ですが、一昨年、昨年と東北代表に敗北を喫していまして、何か今年は上(笑)の方から「何としても東北代表には勝て!」と指令が出ているらしいです。だから遠藤君を日本代表に引き抜いたのかしら(一昨年決勝点、昨年ダメ押し点)。まあ、絶対活躍の予感はします。
 
仙台カップ2日目 日本代表vsフランス代表
いやいや、この日は遠藤君がスタメンじゃなかったので、アップ中の遠藤君が良く見える位置に座ってて(試合見てないじゃないか/爆)、ふと目を離したらいつの間にか第4審のところに居て、この日は前半30分から途中出場。中略。後半は結構ボールが繋がるようになってきたと思ったところで、右サイドをスピードでえぐった倉田君から中央に低く速いボールが出て、遅れ気味に入ってきた遠藤君が左足ダイレクトで合わせてゴ~~~ル!いやいや目の覚めるようなシュートでした。
これで2-1、しかし、いけいけムードで前掛かりになったところを不用意なクリアミスを拾われ撃沈。最後まで攻めたのですが、結果3-1。フランスのゴールは固かったです。この試合、遠藤君はすごく輝いてました。ボールも一日目より回って来たし、ドリブル・パス・スペースへの動き日本代表の中でも際立って良かったと思います。私の欲目じゃないはず!試合終了後は、日本代表は第4試合を見ずに帰ってしまいましたが、遠藤君はずいぶん長くインタビューを受けていました。代表の他の子を応援している子に「さすが地元のスターですね」と言われました。
が!地元のスターだからインタビューが長いんじゃないわい!いい選手だから、活躍したからに決まってんでしょ!大体いくら地元出身だからって、ぱっとしない子にインタビューなんてしないわよ!大体、そのうち「世界の遠藤」になるんだから!と、顔はあいまいに笑いながら、心の中でブツブツ言ってました(笑)。バカですな。

内容解説2
遠藤選手は高校3年生時に仙台カップに日本代表としての初キャップを刻んだが、この大会に来る日本代表は端的に言えば2軍、世界と戦う代表としては当落線上にいる選手たちで、自己PRに汲々とせざるを得ない。1戦目はもう「チームワークって何?」と言いたくなるような戦いぶりだったことを付け加えておく。
私は誰も見てないブログでの宣言通り、小さいながらも応援幕を製作して、スタジアムに掛けた。彼の個人幕を作ったのは私が初めてなのよ!と示威しておく(笑)。ちなみその幕の今は、毎度スタジアムに行けるわけでもない私なので、知り合いのサポーターの人にお願いしてベガルタのスタジアムにかけてもらっている。日本代表用の幕なので青地に、塩釜FCのカラーである黄緑とオレンジのラインが斜めに入った小さな幕だ。これをまさかベガルタでかけられる日が来るなんて思ってもみなかった。
遠藤選手は覚えていてくれただろうか。

私の青い星②に続く

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