【Interview Vol.6】 顧問税理士 中山 麻衣子
—–NPO専門の税理士として活動されるまでのキャリアを教えてください。
日本経済新聞社の経済情報を提供している日経クイックという会社に6年ほどいました。配偶者が転勤族だったので、現在の自分のキャリアはどこかで途切れると思い、キャリアに相当する資格を取ろうと思いました。経理部にいたこともあり、税理士の資格を取ることを決めたのが29歳の時です。会社を辞め、資格のための勉強をしていたころ、NPOの会計ボランティアをしました。ボランティア活動を通じて、段々とNPO法人という組織形態に魅力を感じるようになり、人の想いや夢を実現するNPOをサポートしたいと、NPOに詳しい税理士になろうと思うようになりました。そして、どうにか42歳の時に試験に合格しました。
—–Homedoorと関わられるようになったきっかけを教えてください。
7年ほど前に、事務局長の松本さんが新しい税理士の方を探されているということを大阪ボランティア協会を通じて知りました。「私が担当しても良いですか?」と手を挙げたのがはじまりです。
—–Homedoorでは、具体的にどのようなお仕事をされていますか?
顧問税理士ですが、心の中ではHomedoorの経理部長だと思っています(笑)。税務申告から、認定NPO法人の調査(※Homedoorは大阪市より認定を受けた「認定NPO法人」です)の立ち合い、遺贈寄付の対応など、Homedoorの経理全般に対応しています。
税務相談などを請け負っている顧問先を「関与先」と呼びますが、わたしは「伴走先」と呼んでいます。なので、事務局の松本さんに伴走しているというスタンスです。「NPOだからいいことしているね」だけではなく、そこには活動のコストがあります。ご寄付を有効に活用させていただくことがHomedoorの使命です。また、わたしたちはお預かりしたご寄付でこんな風に社会を変えましたという報告をしっかりしなければならないと思っています。
—–中山さんから見て、HomedoorはどのようなNPO法人ですか?
Homedoorは、「透明性」があるNPO法人だと思っています。寄付者の方々からお預かりした資金で活動しています。会計面ではもちろんですが、組織的にも「透明性」があると思います。理事の川口さんはメディアへの出演なども増え、社会起業家として大変注目されています。川口さん、松本さんの魅力もHomedoorの強みだと思います。
—–Homedoorに関わる上で、中山さんの信念は?
会計って、その法人の文化を映す鏡だと思います。活動財源を寄付に求めている団体なので、きちんと会計をやるということが私の信念です。また、NPOで働いて、生活していける人を増やしたいという思いもあります。
—–最後にこのnoteを見てくださっている方へ、メッセージをお願いいたします!
Homedoorの活動やそこに関わる人たちをよく見ていてほしいです。
特定非営利活動法人法(NPO法)の中に、情報開示制度があるように、市民社会はNPOをチェックすることが求められています。
応援してくださいと申し上げるのはおこがましいかもしれませんが、Homedoorはずっと皆さまに見続けていただきたい団体です。今後ともどうぞよろしくお願いいたします!
是非、お気軽にHomedoorの活動を応援いただけますと嬉しいです。
お読みいただきありがとうございました。いただいたサポートは、生活にお困りの方への支援として使わせて頂きます。