結婚するなら第2ヴァイオリン

オーケストラのヴァイオリンは
第1と第2ヴァイオリンがある。
素人の僕など第1が上手な人で
第2は第1になれなかった人と、
そんなふうに優劣をつけていた。

ところがこれがまったくの誤解で、
第2があって曲に厚みがでるわけで、
第2のほうが弾くのが難しかったり、
第1に上手く合わせて弾いたりと、
優れた技巧と精神が必要なのだ。

要は第1も第2も役割が違うだけで
優劣などまったくないのである。
性格的にサポート上手だったり、
第1を引き立たせるのが巧みだったりと
オケの陰の立て役者が第2なのである。

となれば、性格も穏やかで優しく
人の言うことに耳を傾けられる、
とってもいい人が第2なのである。
野球で言えばキャッチャーであり、
優れた世話女房タイプなのである。

然らば、奥さんにするなら絶対に
セカンドヴァイオリンである。
オーケストラの演奏があったら、
その人となりを弾き方に見てみたい。
優しく穏やかで素敵な人ばかりだろう。