ノーベル賞晩餐会ワイン

隔月恒例ともなっている
ミカちゃんのワイン会。
今回のワインのテーマは
あまりはっきりしておらず、
高校時代の友人たちとの
愉しいお喋りに花が咲いた
単なる飲み会かと思いきや!

赤ワインに物語があった。
イタリアトスカーナの
キャンティクラシコで
POGGIO TEOなる逸品。
サンジョヴェーゼ90%、
メルロー10%でコクがある
フルボディであった。

「美味いよ!これなど」と言い合い、
グビグビ飲んでしまったが、
家に戻って調べてみたら、
2016年のノーベル賞の晩餐会で
振る舞われた赤ワインであった。
この年のノーベル生理学・医学賞は
日本人の大隅良典氏が受賞している。

その大隅氏は僕らの高校の後輩で、
ラグビー部の良き後輩でもある
井口祥文君の叔父さんなのである。
祥文君は叔父さんの授賞式に同行、
別室で受賞者と同じディナーを愉しんだ。
僕らも叔父さんの栄誉の分け前を
いただいた気分になったのである。