さくらの歌と言えば

森山直太朗や「さくら」や

いきものがかりの「SAKURA」、

でも断然痺れるのは

坂本冬美の「夜桜お七」だ。

鬢を簪で逆立てて

情念を爆発させた

冬美お七の熱唱に心が震える。

桜吹雪が舞う中での

夜桜の着物も超シブイ！

♬ 赤い鼻緒がぷつりと切れた

すげてくる手ありゃしない

おいてけ掘をけとばして

駆け出す指に血がにじむ ♬

♬ さくら さくら

いつまで待っても来ぬひとと

死んだひととはおなじこと

さくら さくら はな吹雪

燃えて燃やした肌より白い花

浴びてわたしは夜桜お七 ♬

♬ さくら さくら 弥生の空に

さくら さくら はな吹雪

口紅つけて

ティッシュくわえたら

涙がぽつり もひとつぽつり♬

♬ さくら さくら 見渡す限り

さくら さくら はな吹雪

さくら さくら さよならあんた

さくら さくら はな吹雪♬

ああ、冬美姉さん、真骨頂！