オールド・ラング・サイン

ドイツサッカー界の父、
コンラード・コッホの実話を基に
作られたドイツ映画、
「コッホ先生と僕らの革命」。

英国留学から戻ってきたコッホ先生は
英語の教師となったが生徒は従わない。
ドイツ帝国主義は反英感情もあり、
生徒は規律と従順の教育を受けていた。

コッホ先生は自分が学んだサッカーによって、
生徒たちにフェアプレーと自由の精神を教えた。
抑圧された教育から解放された生徒は
サッカーを愛しコッホ先生を慕った。

しかしサッカーは帝国主義に反すると
サッカー禁止とコッホ先生が首となる。
帝国教育庁が視察に来て対英国戦を観戦、
ドイツにサッカーが初めて認められる。

首になりかけたコッホ先生が歌ったのは
スコットランドの準国歌である
「オールド・ラング・サイン」だった。
古い友との日々を思う友情の歌である。

♬古い友を忘れ思い出さなくて良いのか。
昔懐かしい日々を忘れて良いのか。
懐かしい日々のために我が友よ、
友情の杯を酌み交わそう。懐かしき日々のために♬

スコットランド、ロバート・バーンズの詩。
日本では「蛍の光」で親しまれている曲。
サッカーなどスポーツや歌に国境はない。
誰もが平等に戦い楽しむことができるのだ。
大切なのは友との変わらぬ友情なのである。