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対話の可能性

毎朝、朝日新聞の天声人語と折々のことばを読んでいる。
10月31日の朝日新聞の鷲田清一先生の
「折々のことば」では、小平奈緒選手の言葉を引いている。
「考えを言葉にするという空間をみんなで共有
することで、言葉に深みが生まれ、思考も育
まれました」
この言葉は、自分にとっては至言である。デスカフェや生老病死を考える15章を読むなどのワークショップで当に実感している。


何度か書いてきたが、自分が主催しているワークショップはさまざまな意見がでるが、グランドルールとして人の話を聞く、批判をしないことを決めている。ズームを用いていることもあり、参加者は話に集中してくれていて、おそらく話し手はしっかり聞いてくれていると感じているのではないだろうか?
参加者の友人までしか入れないので身分がわかるから安心安全を担保できている条件下だからであろうか?2時間のワークショップはあっという間に終わってしまう。
問いによってはモヤモヤしたりもするが…自分以外の価値観に触れることでストライクゾーンが広がる感覚がする。

答えはないし、岐路に立てば違う判断をするかもしれない。しかし、生老病死を考えることは結局、今を悔いなく生きることにつながると思う。

立ち止まり考える機会を設ける。その価値を改めて考えさせる言葉だった。

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