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仮面をかぶって何が悪い

『あんた、多重人格なの?』
友達A(オタクではない)に言われた。

曰く
別の友達と3人でいるときと、友達Aとふたりのときで、それぞれ性格が変わるというのだ。

それにしたってひどい言い草だ、わたしが忖度しているみたいじゃァないか。なぁアベくん。(ちょっと古い)

もちろんそんなつもりは毛頭ない。
とは思うものの、正直に言えば、性格がその時々で違うねという趣旨のことは良く言われる。

でも、ひとつ言わせてほしい。きっとみんな同じことを大なり小なりやっている。

わたしたちが生きる2019年、まぁ大抵の人が、家族を含め複数のコミュニティに所属している。

少なくとも周囲を見渡せは、職場、趣味、友人、ご近所さん…最低でもこのくらいはあって、さらに言えばそれぞれが一つとは限らない。

それだけ多くのコミュニティに顔を出していたら、全員に全員、まったく同じ温度感、親しみ感で接するわけにはいかない。

想像してみてくれたまえ。鬼上司と優しい彼氏(いないけど)、友達Aとのお茶会と職場での会議、それぞれに同じ態度だろうか。

きっと違うはずだ。むしろ同じだったらすごい。もし同じ人がいたらコメントとかでぜひ教えてほしい。

それはさておき、そうやって無意識にその時々その場面で一番立ち振る舞いやすい自分になっているのではないだろうか。だってそのほうが人間関係も仕事も会話もスムーズになって楽なんだ。

この仮面の切り替えにギャップがあるひとが、今回のわたしのようにちょっとキャラ違うやんけと言われているだけなのだ。損な性質だ。嘆きたい。

いつの世も(?)仮面の存在で保たれている均衡もある。

必要な時に仮面をかぶって何が悪い。

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