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仏教は哲学である

人は生きていることに苦しみを感じるものである
身体に執着するから苦しむのである

四念処
・身=肉体
・受=外界からの刺激に対する感受作用
・心=我々の心
・法=この世の全ての存在要素

八正道(はっしょうどう)とは、仏教の教えの核心をなす道徳的、精神的な指針です。

八正道とは、正しい見解(正見)、正しい思惟(正思)、正しい言語行為(正語)、正しい行為(正業)、正しい生活(正命)、正しい努力(正精進)、正しい想念(正念)、正しい精神統一(正定)の八つをいうものです。

八正道は、人間の行動、言葉、心の三つの側面を規定しており、連続したステップではなく、相互に関連し合っています。

2500年前、仏陀入滅時の教え
「自灯明法灯明(じとうみょうほうとうみょう)」は、釈尊の教えのひとつで、釈尊が入滅(涅槃に入る)する際に弟子たちに伝えた言葉です。

「自灯明」とは、自分自身を頼りとして生きていこうという意味の禅語です。「自灯明法灯明」は、自分自身を灯明とし、自分自身を頼りとして、他を頼りにせず、法を灯明とし、法を頼りとして、他のものをよりどころにせずあれという意味です。

「自灯明」は、自分自身を信じて生きることです。自分を信じて自分の価値観や考えを基に、他人の意見には左右されずに、自分を拠り所として生きるということです。

「法灯明」は、真理を頼りとするという意味です。
 真理とは、「本当に正しいこと」をいいます。

「自灯明法灯明」は、お釈迦様亡き後、「誰かの言葉や教えに左右されることなく、これまで積み重ねてきた行いを信じ、自らの心に従い正しい教えを拠りどころとして、この先も精進していきなさい」という教えです。

仏陀は形だけの供養をするな、私の教えを実践しなさいと遺言する。
弟子に法が師であること、年功序列(権力主義を排除)をおしえ、修行を完結せよと言い残し涅槃に入る。この世は諸行無常である

僧伽
仏教におけるサンガ(僧伽)とは、仏教徒の組織(集団・共同体)で、特に「比丘・比丘尼の集い」を意味します。
サンスクリット語で「集まり」「集団」を意味する言葉です。
能力は関係なく年功序列を維持すると醜い権力闘争が起こらない。

仏陀がカースト制度のインドでつくった出家サンガグループという悟った人々の集団、一般の人々の規範となるモデル集団です。
仏教の出家サンガは無執着の世界で、人を差別してはいけない世界です。

出家修行者と在家信者の関係
信者はお布施をして修行僧を支え、僧侶は修行の姿を見せ法を教える

消える宝物と消えない宝物とは?

仏の悟りを学んで正しく評価する
仏の教えは哲学なので、我々は学び続けるべきでしょう。
アメリカの図書館では、仏教のお経は聖典分類ではなく、哲学に分類されています。

仏教の歴史は、次のようになっています。
前5世紀頃、ガウタマ・シッダールタが悟りを開き、ブッダとなり、その教えを人々に説く
インドから中国へ、中国から朝鮮半島を経て日本へ伝わります。
朝鮮ではなく中国から直接伝わった宗派もあります。
中国から法相宗・三論宗・華厳宗・律宗・倶舎宗・成実宗が伝来し栄えました。

飛鳥時代(氏族仏教から国家仏教へ)
奈良時代(710~794年、国家仏教)
平安時代(国家からの独立を目指す、貴族仏教の腐敗と浄土仏教の興隆、院政期)
鎌倉時代には、時代背景の影響を受けて、法然の浄土宗、親鸞の浄土真宗、日蓮の日蓮宗、また、栄西や道元による、禅宗系の臨済宗と曹洞宗など、新たな宗派が出てきました。
現在の日本では、浄土真宗、浄土宗が信者数が多い。
朝鮮は儒教、中国は共産党が仏教を禁じている。
仏教発祥の地、インドは仏教が廃れ、多い順にヒンズー教徒は総人口の79.8パーセント、イスラム教徒は14.2パーセント、キリスト教徒 は2.3パーセントとなりましたが、インド仏教復興運動が起こり、日本の僧侶が布教活動をしている。
インド→中国→日本→インド 面白いですね。

旧統一教会の様な邪教の信者を辞めて、仏教にすがるのが正しい人の道。

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