勉強嫌いよりも深刻な運動嫌い・家事嫌い

誰しも、嫌な物事の1つや2つはあるが、何が嫌いかによって、日常生活に及ぼす悪影響は変わる。
残念ながら、中には嫌いでは済まされない物事も存在する。
運動と家事である。
この2つが嫌いだと、人生が終わったも同然だ。
私は運動と家事が嫌いである。

正直言うと、勉強嫌いよりも深刻な問題を抱えていると思う。

勉強が嫌で出来なくても日常生活や仕事で困ることは無い。(義務教育レベルの学力があれば)
そもそも、勉強が出来なくても、出来なさが露呈する場面は少ない。

一方で運動嫌いや家事嫌いの場合は、問題だらけである。

運動が嫌いだと、必然的に運動習慣がなくなり、
病気や健康寿命低下のリスクが高くなる。見た目もみすぼらしくなる。
そして、脳に悪影響を与えるという。具体的には頭の回転が悪くなる。最近は、運動する方が良いという趣旨の自己啓発本が沢山出版されている。
しかも、運動嫌い(というよりも運動が苦手)だと、人混みで他人を避けられなかったり、お釣りを上手く受け取れなかったり、日常で困る場面が多い。

家事が嫌いだと、まず自炊をしなくなる。
私は一人暮らしだが、せいぜい米を炊いたり、卵焼きを作ったり、生野菜を切ってサラダを作ったりくらいしか自炊しない。
そうすると、外食やスーパーの惣菜が多くなり、栄養面が偏り食費もかかる。
また、掃除も殆どしないため、アパートの部屋はゴミが散らかっており不衛生。トイレやシャワールームも1ヶ月に1回しか掃除しないから汚れだらけ。
退去時に相当な原状復帰費用を請求されることは間違い無し。

運動や家事が嫌いなせいで、損ばかりである。
損するのが嫌だから、運動や家事に取り組もうと思っても、一時的に取り組めるくらいで長続きしない。
勉強と違って、死ぬまで常に一定の頻度で取り組まねばならないと考えると、もともと抱えているうつ病が悪化する。

運動嫌いや家事嫌いは、死に至る病といってもおかしくない。

運動や家事は日常に直結するのだから、
嫌いや苦手にならないように、
小中高校の授業を通して、楽しさを教えるべきである。
日常を苦なくこなせる心構えやスキルを教えるのが学校教育の役割ではないか。
勉強よりも大切な物事を軽視してはならない。

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