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自分の軸を持って生きる、とは

意外と「迷った時にどうするかのルールを自分で決めておく」ということをしていない人が多いんだなと、アラフォーになって知りました。

私はこう見えても(どう見えてるか知りませんが)けっこう優柔不断。
外食に行くとして、まず「お店を決める」のがマジで無理。
悩みまくっちゃうし、店を決めたら今度は「メニューを決める」のに一苦労します。
そういう時は、「いまから数えて3軒目の店に入る」と決めていますし、メニューは「右から3番目のものにする」と決めているのです(※あくまで「迷ったとき」のことです)。

見てお分かりの通り、3という数字は結構好きなんです。
これがアルファベットの場合は「B」とこれまた決めています。
たとえばマークシート式の試験を受けた時も、答えに迷ったら「3」「B」につけておきます。

自分ルールを自分で決めることで、誰に迷惑をかけるわけでもありませんよね。
なのに、悩んで悩んで無駄に時間を費やす人ってかなり多くて、驚いてしまいます。

同じように片付けの現場でも「タオルって何枚持ってるのが正解ですか?」とか「洗い替えは何枚必要ですか?」って聞かれることが多いです。

自分なりに、お客様を見渡して平均値をお教えすることはできますが、このツイートにある通り、「仮説でいいから自分でルールを決めようよ」と思わなくもないです。

トライ&エラー。
1枚で少なければ2枚にしてみる。3枚で多ければ1枚手放す。こうして自分なりの心地よい数字を見つけ出す必要が、人生には必要なのですが、なぜか他人の意見や国民の平均値を知りたがる人が多い。

参考程度ならいいのですが、「その数字に合わせなきゃダメだ!」と思っている人も存外多い様子。

整理収納のセミナーだと「自分を軸にする」ということについて口酸っぱく言われます。

たとえば、
古い物品に対して「これはまだ使えるから取っておく」という人がいます。
確かに、モノを基準に考えると「まだ使える」「捨てるには値しない」という結論になるのですが、
「自分」を基準に考えた時、「古いから(私は)もう使わない」「十分元は取れてるから(私は)手放したいと思う」と、自分基準で考えましょう、というもの。

現代の我々は、個の時代とか言う割に「自分」軸があまりにもないんですよね。
ネットを開けば「あなたにおすすめ!」と、AIが新しいものをおススメしてくれて、何となく「なるほどこれはあった方が便利かも」と流されます。
そんな人生を送るのではなく、「自分が必要としているモノだけに囲まれて暮らす」。
それがまたなんとも難しい!

なので、
「洋服は一着捨てない限り一着買わないルール」
「シーツは夏冬1枚ずつしか所有しないルール」
「朝ごはんの前に語学の勉強1レッスンだけは終わらせるルール」
と、自分にルールを決めることこそが、怠惰な人間には一番楽で効果的なんです。

ルールって「面倒なモノ」「窮屈なモノ」というイメージだと思いますが、
腰痛の人が腰に巻くコルセットみたいに、自分の背筋を支えるために上手に使いこなすと、実は楽だったりします。
自分ルール、簡単なものから始めてみませんか。


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