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食を通じて育む関係っていいな

■世にも珍しい(?)「一緒に食事をする」という仕事

私は「家事代行」という仕事をしています。
そして、信じられないかもしれないのですが、時には「お客様と食事をする」というお仕事があります。
しかもこれ、「たった1人だけ」ではなく、複数いらっしゃいます…。

何をするかって、文字通り「一緒に食事をする」だけなんですが。
もう少し詳しく言うと、2時間という契約時間内に、お客様が作ったお料理や頂き物だったり、とにかく「お食事」と呼べるものを一緒のテーブルを囲んで食べるという仕事(?)です。その間は当然ながら掃除も片付けもしません。

お客様とのお食事の場合、普通に考えたら私が食事代をお支払いをすべきところですよね? しかし業務内、つまり、私がお金をいただいている時間内のことなのです。

コロナ禍で若干 回数が減りましたが、「コロナが開けたらまた一緒に食事に行こうね!」などと誘ってくださる方もちらほら。
そのお客様達がよくおっしゃるのが、

「あなたとは食事をしていて楽しい」

ということ。
中には、ご自身に病気があり、思うように食べられない方が、食べっぷりのいい私の姿を見るのが好きだという理由で食事に誘ってくださる方もいます。

■「食卓を囲む」って最高のエンターテインメントなのかも

色々考えてみたのですが「楽しく食事ができる」って最高の関係だなと思うのです。私には アレルギーもなく(そりゃ多少の好き嫌いはありますが)食べられないようなものもないので、いつも 厚かましくも一緒に頂いております。
なかなか家族とでさえ 食事を共にすることがないこの現代、食事の相手としてご指名いただけるのって、本当に嬉しいことですね。
「同じ釜の飯を食う」とはよく言いますが、こんな仕事なかなかないんじゃないでしょうか?(援助交際などは除いて(笑)

「家事代行っていい仕事でしょ♡」と自慢したいわけではないんですよ💦
こう言う関係が希薄になった今、お年寄りや地域のみんなと一緒にご飯を食べる関係を見直してもいいのかもしれない、ということ。
ましてそれが私の場合「仕事になってる」って言うんですから驚きです(もちろん毎回じゃないですけどね)。

※良いことのように書いていますが、朝ごはんをしっかり食べてお伺いした直後に「一緒に朝ごはんを食べましょう!」とお誘いされることもあり、しかし業務だから残すこともできず、減量しなきゃいけない体重の私にとっては正直大変なお仕事だったりします(笑)(笑)


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