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日本ミツバチ。ゲットしました〜。(捕獲報告)

 先週から今日にかけて、日本ミツバチを2群ゲットしました。
待ち箱も少しずつ変えたのを用意しましたが、捕獲できたものの報告です。

①8枚巣箱

 台風と冬の突風に吹っ飛ばされて、全てを失うまでの3年間日本ミツバチを飼育していた巣箱です。
一般的な西洋ミツバチの標準箱の10枚よりも小さい8枚巣箱です。
 巣門(ミツバチの出入り口)にミツロウを塗ってライターで炙り、気化させた匂いで探索蜂を誘います。(今年は、キンリョウヘンは開花が間に合わず、ミツロウのみです。)中に入れている巣枠も日本ミツバチの巣クズを煮たお湯をかけて、匂いをつけています。
 昨年も捕獲出来た捕獲成績のよい巣箱ですが、巣枠式で、飼育するとあまり蜜が貯まりません。内見しやすいのがメリットですが、内見しすぎたり(女王蜂、王台を確認したり、産卵状況を確認したり)、巣を綺麗にまっすぐ作らせよう色々操作(巣枠を入れ替えたり、反転させたり)するのが蜂にストレスを与えている可能性が高いですが、巣は素早く作られてる感じもするので、貯めるべき蜜を巣を整えるのに使ってしまっているのかもしれません。

 巣箱内はこんな感じです(今回の入居直後)。昨年、梅雨の長雨があり、蜜切れで逃去されたのですが、形のよいキレイな巣が残ったので、マイナス30℃の冷凍庫で冷凍した巣枠を巣箱の中に入れておきました。冷凍するのはハチノスツヅリガ(巣虫)の卵を殺す為です。いつもは巣礎を巣枠の上部に5ミリ〜10ミリくらい出して、ミツバチの巣を作るとっかかりになるようにしたものを使用してますが、予めキレイに作られた巣があったから、ミツバチがどうするか確認したくて、今回は巣が作られた巣枠を入れて待ち箱にしました(ミツバチよりもハチノスツヅリガが先に見つける可能性もありました)。
 結果として先にミツバチの入居になりました。しかし、捕獲した群れが巣に対して小さいので、今後、巣虫にやられてしまう可能性があります。でも、巣虫は何度も育児に利用されたような巣をより好む為、一月くらいは乗り切ってほしいとこのまま巣枠を減らさずにトライすることにしました。
 今年は、ほぼ内見しない(巣枠の操作をしない。産卵状況も見ない、女王蜂も確認しない)。作業は枠をたすだけにするのポリシーでどうなるかみたいと思います。
 ちなみに巣枠式の一番のメリットは群れの分割や女王蜂の育成が行いやすいことです。よく重箱式で蜂球を取り込んだりしてますが、巣枠式なら巣枠を分蜂数日前に別の巣箱に移動してオシマイなので計画的に行いやすいです(細かく気をつけるポイントはいくつかあります)。

②丸胴型に重箱をのっけたもの

 こちらです。巣門は縦に切り込みを入れています。日本ミツバチが飛びながらスムーズに出入りしていました。縦の巣門の方が器用に飛べる日本ミツバチには出入りが楽そうです。

中はこんな感じにくり抜いています。また日本ミツバチの巣クズを茹でたものをかけてミツロウを巣門に塗ってライターで定期的に炙っています。
こちらもキンリョウヘンはなしです。
落ち着いたところで、こちらに移し替えました。

京都日本ミツバチ週末養蜂の会が販売している一式ですが、下の台の部分が本当に扱いやすく。中も見やすく、巣クズも捨てやすく、スズメバチ対策もバッチリの優れものです。巣箱の部分は、余裕があれば手作りした方がかなり安くなります。丸太のまま飼うか悩みましたが、もう少し捕獲できたら丸太でも飼ってみようかと思います。
 こちらは捕獲してしまえば、ほとんどほったらかしで飼えるのですが、春の分蜂期に分割するのは巣枠式に比べると一苦労です。ただ、理屈がわかれば同じ考え方で分割もできます。

こんな感じで下から状況を確認します。

さて、自分の地域だとGW終了くらいまでが分蜂期です。まだ、捕獲できるか楽しみに過ごしたいと思います。

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