加藤勇樹 余樹

1991生まれの、元格闘家!ロシアから馬に乗り、3ヶ月かけて到着した中国で2015年か…

加藤勇樹 余樹

1991生まれの、元格闘家!ロシアから馬に乗り、3ヶ月かけて到着した中国で2015年から勤務中。香港‐広州-深圳を中心とした大湾区で、ビジネスコンサルとHRをやっています。大湾区の認知度を上げていくのがライフワークです。余樹は中国式の第2の名前です。

最近の記事

世界に根を下ろした中国の富豪たち‐国籍変更の裏には何があったのか?

はじめに  中国式鍋「火鍋」の王様-「海底捞 創業者-張勇」 学生ローン危機からEC帝国へ「東海集団代表 代表李小冬」 囚人から不動産王へ-「孫宏斌‐融創グループ代表」 都市開発の夢は世界へ‐「楊惠奸-碧桂園グループ代表」 結びに はじめに グローバルな社会が誕生してから人の移動は普遍的なものですが、中国系の移民、いわゆる華僑は世界各地に進出しております。前回記事情報‐ (横浜中華街のような、中華街は世界に存在する) 「華僑」いわゆる在外中国人として生きてい

    • 俺たちがヒーローだ!目指すはウルトラマン?【中華圏特撮作品の歴史】

      はじめに  中国最古の特撮作品とは 子供向け特撮作品の誕生?「中国超人」と「閃電騎士V3」、「関公大戦  外星人 戦神」 幻に終わった作品「変身戦士阿龍」 中国本土の初代戦隊ヒーロ「火力少年王‐BLAZING TEENS」 禁断の実写化!中華圏特撮魔法少女 僕たちのヒーローは永遠!「巨神遊撃隊‐Giant god fight attack team」 そして物語は続いていく はじめに ゴジラ、仮面ライダー、戦隊シリーズ、そしてウルトラマン。日本で花開いた文化

      • China Dreamを目指した外国人たち-ヤオハングループからForbesまで

        はじめに  香港のナイトライフの変革者-「アラン ゼマン-盛智文」 中国フォーブスランキングの立役者「ロバート フーグンワーフ-Rupert Hoogewerf」 中国に電気をもたらした一族-「嘉道理 家-カドーリエ家」 夢と散ったアジア一の小売りビジネス‐「八佰伴‐ヤオハングループ」 結びに はじめに 14億人の規模と、世界第2位から第1位の経済となりつつある中国。ですが、中国在住外国人の人数は、私たちの想像よりも小さくなっております。 特に2020年-21年

        • 幻と消えたもう一つのシンガポール:アジア初の共和国「蘭芳共和国」

          はじめに  新天地は、はるか海のかなたに 羅芳伯の建国譚 アジア最初の共和国 皇帝への国家承認要請 押し寄せたグローバリゼーション 共和国の黄昏 新たな希望 結びに はじめに 世界各地に中国人コミュニテイや、中国人移民社会がある中、中国系が主流となっている国は決して多くありません。シンガポールは中国系移民が多数派となっている国ですが、歴史の中に消えたもう一つの中国人移民が立てた国を知っている方は少ないではないでしょうか? 100年にわたって存在した大統領制

        世界に根を下ろした中国の富豪たち‐国籍変更の裏には何があったのか?

          アフリカでもっとも信頼される中国企業【TECHO-传音】-とある通信企業の軌跡

          はじめに TECNOとは? 3つの世界が並列するアフリカ アフリカ携帯市場の弱点を突く                    積極的な販売戦略 自社製品の開発能力強化                       結びに はじめに アフリカから皆さんはどのようなことを想像しますでしょうか?サハラ砂漠やナイル川から連想する大自然や、まだまだ絶えない紛争など多様な姿を想像されると思います。 日本人にはまだまだなじみの薄いアフリカですが、隣国中国からアフリカンドリームを夢見る中国

          アフリカでもっとも信頼される中国企業【TECHO-传音】-とある通信企業の軌跡

          中国の金融リテラシーを変えたアントファイナンシャル-EC決済手段は如何に進化したか?

          はじめに 世界のEC市場が注目を集める11月11日 支払いプラットフォームから金融サービスへの転換 消費者の使用状況に連動した金融サービスの進化 金融サービスの成長とともに成長した90年代生まれ 新しい資産形成の潮流 結びに はじめに 中国で毎年開催される【11月11日-独身の日】、香港と上海で上場準備が進められている【アントグループ‐蚂蚁集团】、そして中国国内の若者のライフスタイルの変化。  一見すると何の関係性のない事象に見える3つですが、お互いに深くか

          中国の金融リテラシーを変えたアントファイナンシャル-EC決済手段は如何に進化したか?

          中国百円ショップからNASDAQ上場!【Minisou-名創‐メイソウ】の躍進

          はじめに メイソウとは? 洗練された生活を届ける、新しい価値観の伝道者 コピー製品、パクリという世間からの視線               徹底した価格追求と商品 結びに はじめに 近年中国を集める、中国企業のNASDAQ上場やIPO。2020年11月にはアントファイナンシャル‐蚂蚁集团の上場が予定されていますが、上場で注目をあびているのはテック企業だけではありません。 (史上最大のIPOとされるアントファイナンシャルの上海‐香港同時上場。) 広東省の広州市から始まっ

          中国百円ショップからNASDAQ上場!【Minisou-名創‐メイソウ】の躍進

          【日系企業中国撤退?】の嘘を暴く!

          はじめに 中国を支えてきた日系企業とは コロナで日系企業の中国企業撤退が加速した? 生産ラインが移動したのは医療品 中国投資を続ける外資 門戸を広げつつある中国 結びに はじめに アメリカとの貿易戦争以来、中国を取り巻く経済状況については様々なニュースが流れています。 その中でもトランプ政権の対中強硬策を契機に、【中国本土からの日系企業の撤退】について、皆さんも紙面で、見たことがあるのではないでしょうか? (中国の日系企業が東南アジアや、日本本土へ移動する?

          【日系企業中国撤退?】の嘘を暴く!

          シンガポールと中国の狭間に立たされた【マレーシアフォレストシテイ計画】

          はじめに 碧桂园森林城市‐ Forest Cityとは フォーブスが注目する新しい都市計画 シンガポール、中国、マレーシア、3者による駆け引き 結びに はじめに マレー半島の先端に位置し、一世代で発展途上国から先進国入りを成し遂げた都市国家【シンガポール】。 世界中から人-モノ‐資産が集まるシンガポールは常に拡大を続けており、近年では隣のマレーシア‐ジョホールバルにおいての大々的な開発‐【シンガポール都市圏】が知られております。 (シンガポール本土と隣接するJ

          シンガポールと中国の狭間に立たされた【マレーシアフォレストシテイ計画】

          イスラーム世界とつながる中国【知られざるシルクロード都市寧夏】

          はじめに 中国が主催するイスラーム世界最大のビジネスエクスポ イスラームと中国の交錯する街【寧夏銀川】 一帯一路とともに進むイスラーム世界? 結びに はじめに 共通の宗教を信奉し、世界では第2の規模を誇る文化圏である【イスラーム世界】。その内情はアラビア半島を中心とするアラブ人社会、ペルシア及びペルシア帝国の影響を多大に受けたイラン系社会、さらには東南アジアのマレー系など、多岐にわたっております。 この広大な文化圏と中国が今協力関係を強化しつつあります。今回は中

          イスラーム世界とつながる中国【知られざるシルクロード都市寧夏】

          中国ビザ最新情報-一時帰国中の日本人は中国へ戻れるか?(8月22日情報)

          はじめに 概略                                 注目内容                               発行条件                               公式情報元 はじめに 中国本土へ

          中国ビザ最新情報-一時帰国中の日本人は中国へ戻れるか?(8月22日情報)

          知られざるインドの中国人社会   【南アジアでかつて栄えた華僑達】

          はじめに  インドの中国人社会 国際関係に翻弄されたインド中国人社会 インドの大地に根を下ろす インドへの道筋 再進出の時代へ? インドから去り行く日 結びに はじめに 世界人口の30%以上を占める中国とインド。この2国は現在国境紛争から端を発した対立が日々多きくなっております。その一方で両国は国際貿易や外交関係などで、深い関係を築いていました。 (2022年にはインド人口は中国人口を超えるとされている) 国民1人単位でも両国の関係は深いものがあり、多く

          知られざるインドの中国人社会   【南アジアでかつて栄えた華僑達】

          中国とマカオが進める一島二制度とは【マカオ横琴開発区計画】

          はじめに 成立の背景:マカオ-澳門の成長の限界? 新しい概念:広がる特区-横琴区の開発 中国唯一の地理的特性:香港-マカオ-中国の結節点 横琴が生み出す価値観と産業網 結びに はじめに 中国では特別行政区として独自の法的地位と立場の下、成長と発展を遂げた香港、マカオ(以下漢字名の澳門で記載)。香港および澳門特別行政区以外では、経済特区として各種の優遇政策を適用される深圳市や珠海市など、中国では地方に権限を委譲するという取り組みが数多くなされてきました。 多くの

          中国とマカオが進める一島二制度とは【マカオ横琴開発区計画】

          深圳に生まれたマンハッタン島【前海金融特区】!

          はじめに 前海区‐深圳前海蛇口实验**区とは ** 中華圏の金融中核を目指して 香港と深圳前海の共存進化 大湾区内での競争 結びに はじめに中国改革開放政策の先陣を切り、現在はイノベーションを日々生み出しつつある深圳市。中国が誇る1千万人都市ですが、その歴史は常に変革の歴史であったといえます。広東省の一漁村から、香港企業の工業地帯、電子産業の集積地、中国のシリコンバレーと目まぐるしい変化を40年間で遂げてまいりました。 私たちが目の当たりにしつつある深圳市で今生

          深圳に生まれたマンハッタン島【前海金融特区】!

          台湾と中国大陸を陸路でつなぐ!【台湾海峡通道-Taiwan Strait Tunnel Project】

          はじめに 【台湾海峡通道-Taiwan Strait Tunnel Project】とは 台湾-中国本土の密接な関係 超巨大建設計画の過去事例 結びに はじめに 中国福建省の対岸に位置する台湾。海を挟んで向かい合った地理関係の両者ですが、古来より台湾-中国本土は密接な関係にあり、今後もますます両者の関係性は重要になっていくでしょう。 (日本とも中国本土とも、密接な関係を持つ台湾島) 関係性が深まる中で、海をまたいだ超巨大建設計画が議論されつつあります。今回は【

          台湾と中国大陸を陸路でつなぐ!【台湾海峡通道-Taiwan Strait Tunnel Project】

          マレーシアの大地に生まれる、中国アリババ式スマートシテイ

          はじめに ASEANの大都市、クアラルンプールの憂鬱 進化する大都市【スマートシテイ】 クアラルンプールから世界へ【中国−マレーシアの1大プロジェクト】 結びに はじめに この記事をご覧になっている皆様は今どちらにいらっしゃいますでしょうか?世界のどこかの大都市でしょうか?それとも長閑な田舎で読まれているでしょうか? (古代の都市国家から人類は都市に住み続けた) 21世紀にはいってすでに20年以上たった現在、世界の人口の半分以上が都市へ生活する時代に入りつつあります

          マレーシアの大地に生まれる、中国アリババ式スマートシテイ