見出し画像

170 元気が欲しいぞ、ポイントくれ!

大谷さん、アカデミー賞、13年目の311

 きょうは朝から話題が豊富だ。
 まだオープン戦だが、ドジャースの大谷さんが適時打。打って走る。その姿を見るだけでなんとなく「よかった」と思えてしまう。ヒーローとはそういうものかもしれない。
 アカデミー賞はさらに驚きに満ちていた。長編アニメーション賞は宮崎駿監督「君たちはどう生きるか」が受賞。そして視覚効果賞で「ゴジラ-1.0」が受賞。日本映画がこれだけ賞を取ったことはないだろう。もちろん、俳優や脚本家のストライキによって上映日程が大きく変更になったこともプラスに働いたとは思うけれど、とにかく、こうした評価は素直に喜べる。
 そして午後は、13年目の311だ。今年は元日に能登半島地震があった。関東ではこのところ千葉付近の地震が頻発していて気になる。
 13年前の今日、私の中で大きな変化が起きたのだが、恐らくあれを経験した人たちは、みな、いくらかの変化を余儀なくされたに違いない。
 あの日に感じたこと、あの日に決めたことを、改めて甦らせる日だ。

TOKYO元気キャンペーン

 さらに、東京都の「暮らしを応援!TOKYO元気キャンペーン」が始まった。4種類のQRコード決済について、購入した金額の10%をポイントで還元する。ひとつの決済方法で3000円相当までの還元が限度。4種類すべて使えば最大12000円分となる。これも、どうせ、すぐ予算が尽きて早めに終わってしまうのだろう。
 以前に、PayPayの地域限定の20%還元もすぐ終わってしまったから。
 その時に得たポイントが、この頃、還元されているようで、知らぬ間に使える金額が増えている。今日さっそく買い物をしたのだが、そのポイントは来月10日還元される予定らしい。PayPayだけしか使っていないのでほかの決済方法だと違うのかもしれないが、どうしてこんなに間をあけるのか、まったく理解できないけれど。
 それにしても、少しでもポイントで還元されるような買い物をするとひと仕事終えたような気になるから不思議だ。
「やれやれ、きょうもポイントがついたか」と。
 これは、ほかの仕事にもみなポイントをつければいいのではないだろうか。働くとポイントがつくのだ。「ご苦労様ポイント」である(もっといいネーミングがあればその方がいい)。ジョブポイントでもいいけど。なんでもカタカナになるのは好きじゃないから。
 たとえば、祝日や休日、GWなどに働く人たちには、ポイントを高めに還元してあげる。ソーシャルワーカーについてはポイント高めにする、といった具合だ。
 ただ、私が、この「ポイ活なんてくだらない」と言い放っていたこの私が、どの口でこんなことを言うのかと自分でも呆れるけれど、ポイントがつくと素直にうれしいことを発見してしまったからしょうがない。だからといって、ポイント狙いでいつもと違う行動をするところまではいかないし、たとえば今回の「最大3000円」と聞いて、目一杯ポイントを貰ってやろう、とは思わないのだけど、つけばうれしいのである。
 正直、大谷さんの適時打やアカデミー賞よりうれしい。
 フツーに買い物をするだけでポイントが得られる。だったら、フツーに仕事をするだけでポイントが貰えたっていいじゃないか。
 もっとも、その原資をどこに求めるか、だけど、今後も不祥事をやりまくるであろう政治家たち(市町村まで含む)に、一律、不祥事ごとに基金にカネを入れてもらい、それをポイントとして国民に還元すればいい。いまのペースなら、潤沢な資金となるはずだから。
「なんだ、最近の政治家は不祥事もないのかよ」と言われるぐらいになってみろ、と言いたいけど、そんな昭和の頑固親父みたいなセリフは、アーバンでアバンギャルドな私には似合わないのだが。
 先日亡くなった鳥山明の代表作「ドラゴンボール」には「元気玉」という技が登場する。現代社会において、ポイントはこの元気玉に相当するのではないだろうか。
「元気が欲しい、ポイントを寄こせ!」とデモをしたいぐらいだ(しないけど)。

きょうは失敗


 
 
 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?