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猫フォトエッセイZINE「433キロメートル」|猫を飼うことが唯一の希望だったあの頃

こんばんは、祥青堂です。
この度『ZINE』を作ってみました。
猫の写真とエッセイを掲載した、全33ページの小さな冊子です。

実は、半年間だけ栃木県に住んでいたことがあります。
移住希望だった当時の恋人について行ったわけですが、あっという間に別れ、仕事では足を痛め、心身ともにストレスフルな生活を送っていたあの頃。

あの頃の私にとって、唯一の生きる希望が、『猫を飼うこと』でした。
そのくらい追い込まれていた時期でした。
そうして、なんとかふんばって生きて、保護猫・三毛ちゃん(通称)と出会ったわけなのです。

三毛ちゃん(本名・唯生(いお))

その頃の出来事や、感じたこと、保護猫のことなどを、三毛ちゃんの写真とともに綴りました。
正直人間やめたくなった(と言うかやめそうになった)こともありましたが、私は今元気で、三毛ちゃんと一緒に生きていられることを幸せに感じています。

このZINEをお手に取って頂いた方には、『三毛ちゃん可愛い!』ということはもちろん、『なんか、こんな人生でも生きてけるんだ』って思って頂けたら幸いです。

BASEで8月16日(火)まで予約受付中です。
お手に取って頂けたら嬉しいです。


猫を飼うことが、私の唯一の希望だった。
知らない土地、慣れない言葉、広い一軒家。
地元から433キロメートル離れた町で、私は一人、闘っていた。

「433キロメートル」

A5/全33ページ/7月26日~8月16日予約受付

▼BASEオンラインショップ

▼冒頭10P試し読みできます



私、人生で4度地獄というか、どん底というか、最悪な時期みたいなものを経験していて。
実際に人間辞めようとしたことが何度かあります。

登校拒否とか休学フリーター生活とか、自分で自分を傷付けてしまったりとか、出社拒否とか、海のもくずになろうとしたりとか、混ぜちゃダメ絶対を混ぜちゃったりとかしたこともありました。
今も月1でカウンセリングを受けています。心の病院も実は通っています。
(※ZINE内ではこの辺のこと触れてません。)
それでも不思議ですね、生きているんですね(どこか他人事)。

『だから今苦しい人も絶対大丈夫だよ!』
とは、私は言えません。
未来に何が起こるかなんて分からないし、人生には波があって、良い時期と悪い時期は繰り返すものだからです。

今この瞬間の私は、生きてるのも悪くはないなと思っています。
大好きな猫と生きていられる瞬間が愛おしく、平穏な生活が有り難いなぁと感じます。

でもいつか、また人間を辞めたくなる時が来るかもしれません。
また変なことをしでかすやもしれません。
絶対にないなんて保証は誰にもできません。

それでも、なんていうか、さっきも書いたように『こんな人間でも生きてられるんだ』『じゃあ自分ももうちょっと生きられるかも』って思ってもらえるかも?って思って、今回ZINEの中で、少しだけ私のほの暗い部分に触れてみました。

私自身、人の過去の辛い体験を聞いて『私一人じゃなかったんだ』と励まされたことがあって、そういうことをしたいんだと思います。

文章を書くのは好きですが、まとめるのは苦手です。
ZINEも、上手くまとめきれてはいないと思います。
でも、読んでみて何かふっと視界の脇に別の道が見えるような、そんな感じになってもらえたら嬉しいなと思います(日本語下手か)。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
心から感謝を。

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