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編…NHK「サラメシ」制作班『NHKサラメシ あの人が愛した昼めしの店』

 わたしは毎週『サラメシ』の放送を楽しみにしています。

 中井貴一さんの軽やかなナレーションと、番組全体に流れる自由で遊び心がありながらもガチャガチャうるさくない雰囲気が好き。

 この本は番組のナレーションと番組映像をほぼそのまま載せているので、本を読んでいるのかテレビを観ているのか分からない不思議な感覚を楽しめます。

 この本で紹介されているのは、十二世 市川團十郎さん、十八世 中村勘三郎さん、勝新太郎さんといった著名人たちが愛したお昼ご飯。

 テレビや舞台で華々しく活躍した方たちも、生身の人間。

 一般人同様にお昼ご飯を食べたんだ、というごく当たり前のことにわたしは素直に感動しました。

 人間なのだからご飯を食べるのは当たり前なのですが…。

 何だか同じ人間とは思えないというか、異次元の存在みたいな人たちが、盛りそば、ハンバーグ、とんかつ、いなりずし、醤油ラーメン、しょうが焼きなどなど一般人も好むメニュー(お値段はともかく)を選んでいたことに、非常に親近感が湧いてきます。

 その著名人たちのお昼ご飯を作った料理人さんたちから「当時あの人とこんな話をした」「あの人はお店の中でこんな行動をしていた」「あの人はこんな人と一緒に来た」と様々なエピソードを教えてもらえるのも素敵。

 どんな有名人も美味しいご飯を食べて、それぞれの時代をそれぞれの生き方で生き抜いて来たんだ、ということが伝わってきます。

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