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“ボルガライス“ってご存知ですか?〜福井のご当地グルメをキッチン・カーで

オフィスで働く人のランチ、選択肢の一つはキッチンカーです。今、東京では「ネオ屋台村」として、コーディネートしている会社があり、ランチスケジュールをHPに掲載してくれています。

特に私の働く千代田区は、キッチンカーが多く出店している地域。東京国際フォーラムの地上広場には、様々な店が並んでいます。

最近、私のオフィスが入るビル前にも2台出店するようになったので、スケジュールを見ていると、ちょっと気になる店がありました。

「Rewards」という店で、提供するのが“ボルガライス“。どこかで聞いたことあるけれども、食べたことがない。この店、当ビルには3月のみの限定出店ということなので、早速試してみました。

ご当地グルメを紹介するTV番組が多数ありますが、狭い日本にこれほど各地域独自の食文化があることに驚かされます。やはり、日本人の“食“に対する貪欲さが、こうした進化を生み出したのでしょうか。

福井と言えば“ソースカツ丼“を思い浮かべますが、これは福井市の「ヨーロッパ軒」が元祖を謳っています。調べてみると、“ボルガライス“は福井の中でも武生が発祥のようです。

福井市の観光公式サイトには、<30年以上前から食べられているソウルフード。「見た目が火山(ボルケーノ)をイメージさせる」「ロシアの卵料理ボルガにちなんだ」など、名前の由来や発祥には諸説ある謎多きメニュー>と書かれています。

さて、“ボルガライス“とは何か。オムライスの上にトンカツがのり、上からソースをかけた和なのか洋なのか分からない、ワンプレート・ディッシュです。

オムライスの中のご飯や、ソースにはさまざまなバリエーションがあるようですが、キッチンカー「Rewards」のものはどんな感じでしょうか?

キッチン・カーの良いところは、お弁当と違い温かいものを食べられること。ものによっては、注文を受けて調理します。「Rewards」はご飯とカツは出来上がっていますが、ご飯の上にのせるオムレツはその場で作ってくれます。さすがに、ご飯を包むことまではできませんが、ご飯・オムレツ・カツとのせ熱々のソースをかけて出来上がり。お値段は1000円、キッチンカーにも値上げの波は押し寄せています。

オフィスに持ち帰り、実食です。カツは、大きすぎず小さすぎず、カリッと揚がっています。プラスチックのスプーンで切れる柔らかさです。かけられたのはデミグラスソース、甘すぎることなく、これも良い塩梅です。ご飯はケチャップライスではなく、薄味のピラフで、カツやソースによく合います。

卵を自慢しているだけあって、オムレツもなかなか濃厚な良いお味。カツ・卵・ご飯・ソースを、色々組み合わせて楽しんでいたら、あっという間に完食でした。

しばらく、キッチンカーは食べていなかったのですが、レベル高です


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