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古本 20221013

遅く起きる。たらこをあぶり、ご飯と食べる。少し仕事をする。本屋の近くまで自転車で行って昼食にしようかと思ったが、雨が降り始めたのでやめた。12時半。ひとまず駅まで歩く。

セブンイレブンでコーヒーとドーナツを買う。晴れていたら自転車で小声書房さんに向かうのもいいと考えていたが、雨でできそうもない。ただ本屋に行きたいという気持ちだけが残ってしまったので、かねてより行きたいと考えていた入間市の逍遥館さんを目指すことにした。

13時。東上線で川越市まで乗り、本川越駅まで五分程歩く。西武新宿線で狭山市まで乗り、バスで入間市駅へ。

酔った。

入間市駅から逍遥館まで歩く。途中道を間違えて、緑色のカーブミラーを発見する。

逍遥館のあるジョンソンタウンは、アド街でも見たし、話には聞いていた。平家の住宅のような建物が集まっていて、店をやったり住居として使っていたりした。不思議な光景だ。

15時。奥の方、ジョンソンタウンの駐車場近くに逍遥館はあった。均一本がたくさん出ている。100円だと思うとたくさん買ってしまう。持ちきれないのでレジに預ける。

清潔感のある店内は広く、本棚は背が高い。米軍や沖縄の本が置いてある棚から見る。各ジャンルにきちんと本が揃っている。欲しい本が沢山ある。ホイホイ手にとっていたら数万円は越してしまうので、ひとまず手に取らずにじっくり一周する。そのつもりだったが、文庫本コーナーはまあ高いと言ってもたかが知れていると思い、さっさと抜き取っていく。たまらない充実感を覚える。会計するときよりも、読むときよりも、売るときよりも、本を手に取り確保するときが一番興奮する。生きているという気がする、と言っては少し大袈裟かも知れないが、このために生きていたいとは思う。

会計ついでに店主さんと少しお話をする。横浜で働いていたこと、住んでしまえる物件を探していてこの場所にしたこと、古書市場のこと。古本屋の明るい話題というのはあまり聞かないものだから、なんだか意外だった。なんでも聞いてくださいとおっしゃっていただいたのが心強かった。すごいな…

29冊買った。ビニール袋二つに分けていただいたが、雨も降っているし持って帰るのが思いやられた。誰か車で持っていってくれないだろうか。自分の持てる分量だけ買うというのは難しい。私は食料品と本は欲しいだけ買ってしまうので、買い物かごを持つか、手で全ての商品を持つようにして制限をかけている。ただ親切な本屋さんは(今回もそうだったのだが)レジに置きましょうかと声を掛けてくださるので、その制限が取り払われてしまう。そうなると自分がどれだけ持って帰るのか分からなくなる。かつてそれでUber Eatsのバッグいっぱいに本を持って帰るはめになったことがある。

帰りにミスドに寄ってサツマイモドを買う。サツマイモのドーナツという意味なのだろうが、ドーナツを表す部分は「ド」だけだ。しっとりとしていて美味しい。

帰ってから買った本を見返してみると、本についての本や随筆・日記を多く買っていることがわかった。沢山買うと今の関心がわかって面白い。随筆に関しては、宮崎智之さんのことが気になっているからかも知れない。

買った本を眺めて初めて、買い損ねた本に気づく。

晩ご飯はポークステーキ。玉ねぎをすり下ろし、酒、醤油、チューブのにんにくでソースを作る。たいした手間はかからないのにとても美味しい!

新入荷はない。


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