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冷たさの流儀、明日はないと思え

「ももまろ、冷たいね」
思わず「正解!越後製菓!」

自分でも冷淡な人間で
人への寄り添い方が上手くないと思う
時折、人との距離を置きたくなる

でも、わたしが後悔しないようにだけは心掛けて
例えば
「ももまろ、嫌い」言われたとて
感情的にならず
「大好きだったのに、ぴえん」と言う

人はわたし含めもれなく、明日があるか分からない
万物に於いて
有限の命は本質であり、真理
明日が分からないから後味が悪くならないよう
「大好きだった」と言い残す

後日
「ももまろと不仲になったあの人
不幸があったの知ってるよね?」知らせを聞いて
「知らん」
「あの人のこと大好きって言ってなかった?」

「あの人にしつこくしても、悪いじゃん」
不仲になったら
互いが新しい人間関係に溶け込めばいい

わたしは自分勝手なので、自ら壁を作っても
明日が見えない以上、人様へ後悔は減らしたい
いつ来るか分からない無限の別れに
明日は取り返せない

最後、わたしは冷たくしなかった事実
事実がどれだけ自分の心を守れるか

命などという期限に保証がないものを想像する
最低限のNOは言えても
不要に冷酷な言動は恐ろしくて
わたしにはできない

今、自分が悪口を言った相手が、今日死んだら
明日は「ごめんね」が言えない

ネットに悪口なんか書き込んだら
削除したところで、他人は見逃さない
「酷いヤツ」見えないレッテルが貼られる

だから、同じ削除する書き込みなら
「ごめんね」「ありがとう」は言いたい

人様や自分へ明日があると思うのは甘えの表れ

わたしは冷たい人間であれ
相手への感謝と敬意は
気づいたときに躊躇なく言葉を伝えたい
相手がどう思おうが勝手

これが冷たさの流儀だと思う

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