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なぜ日本の男は内面が幼稚か

日本のジェンダーの歪みは、数々のデータから明らかである。

たしかに、日本は男中心社会ではあるけれど、これを「男性天国」とか「日本の男性たちがあたかも強い」かのごとく勘違いしてしまうが、全くそうではない。


日本男女の性的役割は、「母と息子」として表される。

成績がよいことー母なる女の期待に応えるーですべてが免罪される男たち。

それを支える母と息子。

母性に依存して、女性に母役を期待する「永遠の幼児」と、男に息子役を期待する女性。

その濃密な関係が日本社会の土台を作っているのだ。


妻になる女性を「母ちゃん」と呼ぶ。

女性は、母の役割で、息子の役割を担う男性を大きな力でやさしく包み込み、世話をすると共に、女性(とくに母親)は、男性(息子)を自己実現の手段と見なし、自分と「同一視」して、稼いだり、出世するように男性を動機付け、尻を叩く。

日本人カップルの多くは、女性が男性を立てるとか、女性が男性をおもてなししたりする場合がしばしば目立つ。(優しく包み込む)

もしアメリカ人女性に「お茶くんで」といった瞬間に、顔面パンチか、離婚の未来が待っているだろう。

しかし日本人女性は「しょうがないなあ、もう、まったく」と男性を優しく包含して、なおかつ「お腹すいた?」とか「なにか食べたい?」とかよく聞くようだ。素晴らしく気が利くし、母性が強い。


男性は、息子の役割でしかなく、母なる女の承認を得たり、意向を実現すべく、稼ぎや出世に励み、必要に応じて女性を頼もしく助けると共に、女性に心理的に依存し、甘え、母なる女の子宮内に閉じこもる。


永遠の息子として、父親になれない、大人の男性になれない。

日本の男性にとって女性は母の代替物でもあるし、恐るべき母でもある。

男性も息苦しく生きており、まさに「男はつらいよ」である。時にこれが女性嫌悪や差別にもなる。

ジェンダーの歪み(世界でも最下位レベル)、日本の男の恋愛・ナンパ下手に関係している。

日本には、大人の男性がおらず、幼児か成人した幼児しかいないのである。

幼児な男性に「権威」を与える。

これこそが日本の根強い男尊女卑の土台である。

だから、よく勘違いして男性批判してるフェミニズムが日本で主流だが、無理があるし、何の意味もない。

唯一の解決策は①「母子分離」(親離れ)と②「教育の個人カリキュラムの導入」③=(自立)なのだ。

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