〜心理学を学んだからこそ伝えられる、すぐに実践できる幸せになる方法〜

「あなたは、幸せですか?」

そう聞かれて100%明確に「Yes !」と言い切ることは、難しいと思う。ある側面では幸せだと思うし、違う側面から見れば幸せではない側面があるからだ。

じゃあ幸福度ってどうやって測るの?お金がたくさんあれば幸せなの?友達がたくさんいれば幸せなの?社会的地位が高ければ幸せなの?

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UI/UXデザイナーのための文化心理学講座 ~その1~

目的

文化心理学者たちは、心そのものが北米と東アジアで異なることを発見した。この違いは知覚、認知、感情、動機付け、思考法、幸福感などさまざまな心理的機能に及ぶ。UXデザインとはユーザの体験をデザインすることである。文化が異なれば心理的機能が異なるのだから、同じUIでも主観的な体験であるUXは異なることが予想される。しかし、文化心理学の知見は一般にもUXデザイナーにも十分知られていない。

自分は

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なぜ他者との絆やつながりが幸福感にとって重要なのか ~ 主観的幸福研究でわかったこと ~

坂の傾斜の知覚の研究

長い距離を走った直後に坂のふもとから頂上を見上げた時、坂がいつもより急こう配に見えることはないだろうか?重いリュックサックを背負って階段を見上げた時、階段の傾斜が何も背負っていないときより急に見えることはないだろうか?知覚の研究では、人はそのような身体条件において丘や階段をより急こう配に知覚することがわかっている。(Proffitt, 2006)

一人で坂の傾斜を推定 v

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頭の良さは努力か才能か  〜暗黙の知能観と大学受験〜

頭の良さは努力によって変えられる vs. 生来のものだから変えられない

知能に対する信念(implicit theory of intelligence)には2種類ある。1つ目は知能は努力によって改善可能であるという信念(増加的知能観)、もうひとつは知能の量は生来固定でありそれを大きくかえることはできないという信念(実体的知能観)である(Dweck & Leggett(1988))。

ここ

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ステレオタイプ・スレットとは?~個性を大切に☆

こんにちは!じゃすふぁ・鈴です。いつも応援ありがとうございます。感謝しております。

心理学の研究対象で、ステレオタイプ・スレットというのがあります。

ステレオタイプというのは、例えば「日本人って、礼儀正しいよね」とか、「京都人は言いたいこと、遠回しにしか言わない」とか、そういう、社会に浸透している偏見、イメージのことですよね?

(「ストレオタイプスレット」で検索したら、上の画像が出てきて、日

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恋愛はコスパが悪い?

テレビで「なぜ今の若者は恋愛離れしているのか?」という番組をやっていた。心理学や社会学の偉い先生方が、今の若者たちの心理や動向を掘り下げて分かりやすく討論していた。

どうやら恋愛は「コスパが悪い」らしい。資格や趣味はかけたぶんだけ成果が出たり結果を手に入れることができるが、恋愛はお金と時間をかけてもその恋が実るかどうかは分からない。努力しても思うような結果が出るとは限らないから、無駄なことはした

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書評「その部屋のなかで最も賢い人 −洞察力を鍛えるための社会心理学−」

脊髄損傷によって対麻痺になったサッカー選手が、「あの事故は僕に起こりえたことのなかで最も良いことだった」と主張していることについて、私たちはどのように受け止めるだろうか。

私たち医療関係者は、脊髄損傷がどのような症状を引き起こすかを知っているし、毎日リハビリテーションに励んでいる姿も知っている。しかし、すべての時間を「麻痺患者であること」に費やしているのではないことを知っている人は意外に少ない。

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『説得力』を上げるテクニックまとめ

はじめに

「自分の発言に説得力をつけたい」

誰しもがこう持っているのではないでしょうか。
説得のテクニックはあらゆる場面で役に立ちます。近年では、テクノロジーの発達に伴って、個人でもメディアを持てる時代になりました。不特定多数に向けて意見を発信する機会が急増する社会において、説得のテクニックを知っていることは大きなアドバンテージになるでしょう。

例えばnoteならば、より説得力のある記事を書

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ゾンビ=システム:脳みそのなかに住むゾンビによってあなたの日常生活は「自動操縦」されている ── 心のわけを解き明かす「進化心理学/EvP」とは何か:これからの時代を切り拓く50の思考道具 tool.5(part.2)

“ 彼女は、自分が行為の主体であるということを意識せずに動くことに慣れきっていた。彼女の身体はいつも勝手に、頭よりも先に動きはじめるのだった。” 

 ─ ポール=ボウルズ『シェルタリング・スカイ』

・前回からの続き(読まれてない方はまずは以下から):

# 脳のなかのゾンビエージェント

────あのフランシス=クリックとともに「意識」についての共同研究を行ってきたカリフォルニア工科大の神経科

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